マナー・デザイン・エコ・健康志向…

日本のハイテクトイレ最新事情

2014.10.26 SUN


水を流すとともに、便器全体を洗浄する最新技術「トルネード洗浄」はこんな感じ。見た目は豪快だけれど、節水効果もあるんだとか 写真提供/TOTO
日本のトイレ技術は世界一! という話は、よく耳にするもの。あらためて考えてみると、入室したら自動で便器のふたが開き、温かい便座に座るや脱臭がスタート、用を足した後はお尻を洗浄し、温風を当てて乾かして、最後には自動で水が流れる…なんて、まさに至れり尽くせりだ。

そんなトイレがさらなる進化を遂げているらしい。例えば、排泄の音を消すために疑似的な流水音を流す、定番の「音姫」に加え、最近ではSDカードにダウンロードした音楽を流すことができる商品も登場。

ほかにも、便座に座るだけで体温・血圧・体重を測定してくれるなんていう、健康志向の優れモノや、便器は白という概念を打ち破る、高級感あふれる黒色の便器やカラフルでおしゃれな便器など、デザイン性が高いものも続々出てきているみたい。

「最近では、機能性や快適性、デザイン性など、お客様のニーズが多様化しており、トイレの進化も多面的に進んでいます。最近のエコブームを背景に、各メーカーとも環境を意識した商品開発を行っており、節水・節電性に優れたものが注目されていますね」

そう語るのは、TOTO広報部の坂村真理さん。デザインや目立った機能だけではなく、エコロジーな進化もしているんですね。そのほかに、トイレはどのような進化をしているのですか?

「例えば弊社の商品では、陶器表面をナノレベルまでツルツルに仕上げた『セフィオンテクト』、さらに便器の縁に汚れがたまりにくい『フチなし形状』便器と、渦を巻くような水流で便器全体を洗浄する『トルネード洗浄』により、少ない水量で効率よく汚れを落とすことを可能にしています。また最新のものでは、電気分解された水がノズルを掃除し、ノズルを清潔に保つ便器もあります。エコと快適さの追求に終りはありません」

そのほかには、タンクをなくしたり、タンクの高さを低くデザインすることにより、空間を広々と使える配慮をしたローシルエットタイプも人気を博しているのだとか。

世界に誇る日本のトイレ。その進化はいまも続き、多機能化&高機能化の両面で研究が進んでいるようです。
(小山喜崇/blueprint)

※この記事は2011年02月に取材・掲載した記事です

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