勤勉、協調性、思いやり…日本伝統の“美徳”は自慢

世界に誇れる日本人の美徳1位は?

2014.10.10 FRI

世論調査


褒められても「いえいえ、もっと精進が必要です…」と、つい謙遜しがちな日本人。“弱気”なんて批判もあるが、それもまた、長所なのかも 画像提供:新米プロダクション / PIXTA(ピクスタ)
10月7日、2014年度のノーベル物理学賞に日本で研究を重ねた3人の受賞が決まった。スポーツ界では、本田圭佑(ACミラン)がサッカーの本場・セリエAで大活躍し、内村航平は世界体操選手権で前人未到の5連覇を達成…。

有名無名問わず、世界で賞賛される日本人は数多い。当の我々は、日本人が持つ強みを一体どんなところだと認識しているのだろうか。20~30代の社会人男性200人に、世界に誇れる日本人の良いところをリサーチした。

●世界に誇れる“日本人の良いところ”TOP10
(1~3位まで回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptとして集計、協力/アイ・リサーチ)
1位 規則やマナーを守り秩序を重んじるところ(191pt)
2位 時間や約束を守るところ(182pt)
3位 几帳面なところ(175pt)
4位 協調性に富んでいるところ(148pt)
5位 勤勉なところ(98pt)
6位 清潔好きなところ(89pt)
7位 手先が器用なところ(69pt)
7位 繊細な気配りができるところ(69pt)
9位 謙虚で奥ゆかしいところ(53pt)
10位 「もったいない」精神が根付いているところ (45pt)

今年6月に行われたサッカーのワールドカップ・ブラジル大会の際、試合後スタンドのゴミ拾いをする日本人サポーターが賞賛されたことは記憶に新しい。この一件が象徴するように、公共の場でルールやマナーを守れることをはじめ、ひと言でいえば“ちゃんとしているところ”を日本人の美徳として挙げる人が圧倒的に多かった。

一方で、工業製品など伝統的に高い技術力を誇る日本。その原動力である勤勉性や繊細さ、器用さを誇りに感じるという声も。ここでは目立った意見を紹介しよう。

【1位 規則やマナーを守り秩序を重んじるところ】
公共施設での利用マナーがいい(29歳)
外国と比べ凶悪犯罪が少なく治安がいい(28歳)
災害が起こっても秩序を守り、他人を優先させるから(29歳)
ボランティア精神がある(29歳)

【2位 時間や約束を守るところ】
公共交通機関がきちんと時間通り運行されているから(28歳)
物事が時間通りに動いている(22歳)
時間に対しての約束は守らないといけない意識が高い(28歳)
“5分前行動”が基本のような風潮がある(22歳)

【3位 几帳面なところ】
細かいところにこそ手抜きをしない(26歳)
質の高い工業製品を生み出す原動力になっていると感じる(26歳)
技術の向上への探究心、製品に対する清潔さ、安定感などは几帳面さからくるもの(29歳)
四季折々の挨拶や細かな手紙の風習が存在する (23歳)

【4位 協調性に富んでいるところ】
スポーツでも個人よりチームを重んじる(29歳)
自分を犠牲にしてでも周りに合わせる(27歳)
電車のラッシュで押し合わない(24歳)
災害時でも体育館などで共同生活ができる(26歳)

【5位 勤勉なところ】
働きすぎとも言われるが、ひたむきにまじめに頑張れるのはいいこと(29歳)
コツコツと努力することが美徳という風潮がある(29歳)
過去に起こったことから学び、生かそうとする(27歳)
資源がない日本が世界で活躍できる大きな要因(25歳)

6位 の【清潔好き】で挙がった「街にごみが落ちていない(29歳)」「手を洗う習慣ある(29歳)」などは当たり前のようだが、海外に行くたび実感する人も多いだろう。7位の【手先が器用】については「マンガや製造業などで日本は有名だから(29歳)」という意見が。また10位 には、2004年にアフリカ人女性として史上初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏が日本を訪れた際に感銘を受け、世界的に広めた言葉でもある【「もったいない」精神】がランクイン。回答には日本人の“エコ”“リサイクル”への意識の高さをあげる人が多かった。

謙虚なのか自虐的なのか、つい自分たちにダメ出ししがちな日本人。「内向きで元気がない」なんて話もあるが、そんなに自身を失う必要もないだろう。日本人の持ち味を生かして、再び世界にその存在感を見せつけたいものだ。
(田中裕幸)

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