活動的orリラックスの使い分け

入浴効果を高めるカギは温度と時間

2014.11.17 MON


1日の終わりの充実したバスタイムは、体だけではなく、精神的な疲れも解消してくれます。リラックスしながら心と体のバランスを取りましょう。 画像提供:魔女の旦那/PIXTA
疲れた時のひとっ風呂は、最高に気持ちがいいですよね。でも、どうせならより“効果”の高い入浴タイムを過ごしたいところ。そこで目的にあった入浴法を、バスクリンの広報で『お風呂の達人』(草思社)という著作もある石川泰弘さんに伝授してもらいました。

「お湯につかって体を温めると、血液の循環がよくなり、新陳代謝が活発になって体内の老廃物や疲労物質が除去されます。42度以上の熱いお湯は交感神経を刺激して心身ともに活動的になり、逆に38度以下(冬場は40度くらい)のお湯は、副交感神経に働きかけてリラックス効果があります」

なるほど、寝つきをよくしたい時にはぬるめのお湯がいいというわけですね。では、心身ともに疲れを癒したい時にはどのような入浴スタイルがよいのでしょうか?

「精神的な疲労の回復には、同じくぬるめのお湯(冬場は40度くらい)に10~15分とちょっと長めにつかるのが理想です。長くつかると、水の浮力の働きで筋肉の緊張がほぐれ、緊張からくる脳への刺激が和らぐので、リラクゼーション効果がもたらされます。また、血管が拡張されて疲労物質が除去されやすくなり、肉体的な疲労の回復にも効果的ですよ。さらに、人間の体は体温が下がってくる時に眠くなるので、先にお風呂で体を温めてスムーズに体温を下げると、質の高い睡眠を得ることができるのです。若い人は睡眠の質をおろそかにしがちですが、それが重なると仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。ちゃんとお湯につかって、しっかり寝て疲労を回復してはいかがでしょうか?」

疲労回復と質の高い睡眠のために、やっぱりお湯にゆっくりつかることは大切ですね。お湯につかるのは気持ちいいだけではなく、こんなにも健康にいいとは驚きです!

でも、よいとはわかっていても、どうしてもゆっくり風呂に入るのが面倒な時ってあるんですよね。もっと効率を優先した入浴法はないものでしょうか?

「面倒だったら体は洗わず、ぬるめのお湯にサッと入ってすぐに寝てしまいましょう。お湯につかるだけでも体の表面に付いた汚れや汗はある程度流せますし、短い時間でも一時的に体温が上がりその後スムーズに体温を下げることができ、睡眠の質は上がり疲れも取れます。そして朝起きて43度ほどの熱めのシャワーで体を洗えば、今度は交感神経が刺激されて体が活動的になるので、朝からシャキっと頑張れますよ」

夜は湯船に軽く入ってよく眠り、朝はシャワーで目を覚ます、これなら翌朝から体もリセットされ気持ちよく出かけられそうですね。さっそく今夜から実践してみます!

(富永玲奈/アート・サプライ)

※この記事は2012年11月に取材・掲載した記事です

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