何歳まで子供と入る?

イクメンのお風呂事情と「浴育」

2014.11.30 SUN


ちなみに風呂文化研究会のサイトを見ると、女の子が父親と風呂に入るのは9歳が大まかな上限(10歳で50%を切り以降急激に少なくなる)ようです(2000年パナソニック調べ) 画像提供:ちゃんこ/PIXTA
「浴育」というキーワードが、育児を楽しむお父さん(=イクメン)たちの間で注目を集めているようです。おそらく、「食育」のお風呂バージョンであろうという予想はつくのですが、それ以上のことがよくわからない言葉。そこで、東京ガス都市生活研究所の興梠(こおろき)さんに「浴育」とはなにかを聞いてみました。

「『浴育』とは年齢に関係なく、生涯の心身の健康をよりよく育むための入浴効果や方法、楽しみ方を学ぶことです。 たとえば、東京ガスが代表を務める風呂文化研究会では、ぬるめのお湯(38~40度ほど)につかるリラックスしやすい入浴方法など、安全で健康的な入浴習慣を『浴育』のひとつとして提案しています」

ではどうして今、“父親” による「浴育」が大きく話題になっているのでしょうか?

「当研究所の調査では、子どもとお風呂に入る父親の割合は年々増えており、約9割のお父さんが『子どもとの入浴が楽しい、好きだ』と答えています。また、子どもとの交流の機会は『夕食を食べながら』に次いで『一緒にお風呂に入りながら』がランクインしています。お風呂は父子の大切なコミュニケーションの場となっており、注目度が上がっているのです。一方で、普段子どもと一緒にいる機会の多い母親は『たまにはひとりでゆっくりお風呂に入りたい』と思っているという調査結果もあります。また、子どもと風呂に入る理由に『母親の負担を少なくするため』と答える父親も少なくありません(2007年INAX・現LIXIL調べ)。父親と子どもでお風呂に入ることは、良好な夫婦関係にもつな がるのです」

なるほど。普段会社で忙しく働いていて子どもとふれあう時間が少なくても、「浴育」を実践することでよりよい親子コミュニケーションが築けるわけですね。
 
風呂文化研究会の持つデータの中で興味深いのが、「あなたはいつまで親とお風呂に入っていましたか?」の問いで一番多かった回答が「小学校1~2年(27.9%)」だったのに対し、「自分の子どもといつまでお風呂に入りたいと思うか」という問いには「小学校3~4年(30.9%)」という答えが多かったこと(2007年ノーリツ調べ)。母親はどちらの問いの質問も同じ年代を挙げていることと比較すると、どうやら、父親の方が子離れは苦手なのかもしれませんね。

(富永玲奈/アート・サプライ)

※この記事は2012年11月に取材・掲載した記事です

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