500種類以上の試作を経て生み出された傑作!?

1個5000円!超高級プリンの味

2014.11.11 TUE


今回試食した4商品。購入時には「カラメル」や「ラズベリー」など12種類のソースから2種類を選べる 撮影/臼井大輔
ふだん、甘いものはあまり食べない。プリンもしかり。だが、そんな人でも「1個5000円の超高級プリン」と聞けば「話のネタに食べてみたい!」と思うのでは?
 
これを製造・販売しているのは今年6月にオープンしたオンラインショップ「プリン研究所」。所長の北村佑介さんは言う。

「元々パティシエとして13年やってきましたが、小麦粉アレルギーを発症したため、ケーキを作り続けるのが難しくなったんです。その結果、たどりついたのが小麦粉を使わないプリンという商品。材料がシンプルなだけに、ひとつひとつのセレクトにこだわり抜きました」

現在14種類の商品を販売しているが、気になる「5000円のプリン」は抹茶味の「おこい」(その他のプリンは1個600~800円程度)。いったいどこにそれほどのコストがかかっているのか? プリンの材料は卵と牛乳と砂糖くらいで、抹茶を加えてもそんなに材料費はかからない気が…。

「いえいえ、プリンの原価だけでも40%を超えています。さらに、車で往復4時間かけて千利休も愛したとされる大阪府内の『離宮の水』を汲みに行き、裏千家師範に教えてもらった技術で一杯ずつ丁寧に点てた抹茶を使用するなど、手間もとんでもなくかかっているんです」

北村さんいわく、「これにビンや梱包材などが加わるので、正直8000円でも高くないくらい」とのこと。

他にも、国際プリン協会とコラボレートした「生粋~KISUI~」(800円)、バリスタ界にもファンが多いというエスプレッソコーヒープリン「プリンブレンド」(600円)、天然バニラを使用したバニラプリン「マダガスカル」(600円)などがある。

これらすべてを「えいやっ」と取り寄せ、試食してみた。

まず、注目の「おこい」は、おお、抹茶の気高き苦みとプリン自体のやさしい甘さがバランスよく同居した逸品だった。「生粋~KISUI~」は、「完全放牧牛から搾ったノンホモ牛乳と“幸せの青い卵”と呼ばれるチリ原産の鶏アローカナの卵を使用」という壮大なストーリーにノックダウン。

コーヒーにうるさい男性にオススメだという「プリンブレンド」は、なるほど、たしかにコーヒー豆をそのまま食べているような濃厚さだ。そして、女性にぜひ食べてもらいたいという「マダガスカル」は、うまみと渋みがほどよく香るリッチな仕上がりである。

いずれも、素材にこだわり抜き、それを最大限に活かした“至高のプリン”だった。「これまでに500種類以上の試作を重ねてきました」という北村さん。彼の甘~い戦いは、まだまだ続く。

(石原たきび)

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