夜10時から深夜2時の間に眠ることは美肌に大切?

「シンデレラタイムの睡眠」の真実

2014.11.26 WED


夢を見ているときは「レム睡眠」と呼ばれ、体は眠っているのに脳は動いている状態で、浅い眠り。この状態が長く続く人ほど、睡眠で疲れが取れにくく、成長ホルモンも活性化されない 画像提供/xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
「肌にいいこと」のひとつとしてよく挙がるのが、「夜10時から深夜2時の“シンデレラタイム”に眠っている」という説。とはいえ、仕事などでその時間帯に眠ることが難しかったり、寝つきが悪くて深夜まで眠れなかったりする人も多いもの。一体なぜシンデレラタイムに眠ることが重要といわれているの? 小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生に聞きました。

「シンデレラタイムは、成長ホルモンが出やすい時間帯といわれているからです。ただ、この時間帯しか成長ホルモンが出ないわけではありませんので、眠くもないのに無理して就寝する必要はありません。また、成長ホルモンは、眠りはじめて3時間の間に活発に出るのですが、その分泌を促すためには深く眠れていることも大切です。シンデレラタイムにこだわりすぎず、多少時間がずれてもちゃんと眠気を催してから眠るようにしましょう」

「肌にいいから絶対にシンデレラタイム!」と無理に眠ろうとすると、かえってストレスになりかねない。それなら時間帯にこだわらず深く眠ったほうが、成長ホルモンが多く分泌され、肌の新陳代謝を上げて新しい細胞を生み出すことができ、美肌には効果的ということ。では、良質な睡眠を得るためにはどうすれば?

「質のいい睡眠のためには、日中の運動が大切です。運動をすると、眠りを誘発するメラトニンの材料・セロトニンの分泌が促されます。ただし、激しい運動をする必要はありません。とくに、就寝前に筋トレのような激しい運動をすると、交感神経が優位になってしまい寝つきが悪くなるので注意しましょう。夜に運動するなら、心地よいと感じる程度のストレッチで、リラックスできれば十分です」

さらに小林先生いわく「目覚めたときの感覚は大切」だそう!

「たとえ4時間しか寝ていなくても、疲労感なくすっきりと目覚めることができれば、それは質のよい睡眠が取れた証。反対に、何時間寝ても疲れが取れず、だるさが続くようであれば、生活習慣ふくめて眠り方を見直したほうがいいですね」

ぬるめのお湯で半身浴したり、のんびり散歩をしたりと、心地よい眠りに就くための習慣を身につけるだけでも、徐々に「自然と眠くなり、入眠後に成長ホルモンが分泌されて、肌が生まれ変わるサイクル」ができあがってくるはず! 自分にとって最適なサイクルで、質のよい睡眠を手に入れましょう。

(富永明子)

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