ポイントは「音程」「リズム」「抑揚」

高得点ゲット!カラオケ採点攻略法

2014.12.01 MON


カラオケの音源は、CDなどの原盤をモデルに作られており、採点においても「原盤歌唱に忠実であるかどうか」を基準としている。アーティストが独自にアレンジを加えた「ライブ仕様」の譜割りで歌ってしまうと、採点に反映されない場合もあるので注意! 画像提供/fusho1d / PIXTA(ピクスタ)
カラオケの採点機能が進化している。昔は単に点数が出るだけだったのに、最近では点数だけでなく「音程の正確さ」や「表現力」など項目ごとの評価が出るほど緻密になっているのだ。では、今のカラオケ採点機能で高得点を狙うにはどうすれば? カラオケ評論家(R)の唯野奈津実さん、ご指導ください!

「採点機能のうち、特に人気の高いものは、JOYSOUND f1の『分析採点III』とLIVE DAMの『精密採点DX』。『分析採点III』であれば95点以上、『精密採点DX』であれば90点以上で、高得点と言っていいでしょう。採点の観点は『ビブラート』『しゃくり』『安定性』などさまざまありますが、ベースとなるのは『音程』『リズム』『抑揚』の3つ。これらを抑えておけば、高得点を狙うことができます。ただ、『音程』『リズム』に比べて、『抑揚』は慣れないとなかなか加点に結びつかないかもしれません」

「抑揚」とは、一曲の中で声量の幅を持たせることで生まれるもの。抑えめに歌う部分と、声を張り上げて歌い上げる部分が一曲の中にバランスよく含まれていると、「抑揚がついている」と判断されるという。でも、声量をコントロールするのって難しいような…。

「声量に自信のない人は、できるだけテレビモニターから離れて歌うのがポイント。遠くの人に向かって話し掛ける時は、無意識に声が大きくなりますよね。同じ原理で、遠くのモニターに向かって歌うことで、無意識に声量をアップさせられるのです。逆に、声量を下げたいなら、近くの人に向かって歌うといいですよ。抑揚をつけるためには、曲のジャンルも意識して。一般に、アップテンポ曲よりもバラード曲のほうが抑揚をつけやすいです」

バラードの場合、伴奏に合わせて出す声の大小を決めれば、おのずと抑揚がつくそう。伴奏が静かな部分は控えめに、盛り上がりに合わせてじょじょに声を大きくしていく…といった具合だ。

では、具体的にどんな曲がいいの? 唯野さんに“高得点を狙いやすい曲”5曲をセレクトしていただいた。

●シャ乱Q「シングルベッド」
音域がさほど広くなく、メロディーラインも素直なので歌いやすいはず。伴奏の音量に沿って歌えば、必然的に抑揚のある歌唱に仕上がる。Aメロは抑え目に歌い出し、Bメロ→サビとだんだん大きくしていき、サビの最後「辛くないのに」では少し落とし気味に歌うといい。

●レミオロメン「粉雪」
ポイントは、サビの「こな~ゆき~」の部分。ここを最大限に張れるかどうかが、点数の決め手だ。直後の「心まで白く」は一転してやや抑えて、「染められたなら」から徐々に盛り上げ、「ふた~りの~」で最大限に張れればOK。ただし、Aメロからサビまでがやや長いので、意識してメリハリをつけないと周りに飽きられてしまうので注意。

●松たか子「Let It Go~ありのままで~」
音域が2オクターブ近くあるので、歌い出しの低音部やサビの高音部が歌いづらいという人も多い。しかし、伴奏がミュージカル調で声量配分もわかりやすく、抑揚はつけやすい。音域に自信のある人にとっては、比較的高得点を狙いやすい一曲だ。サビラストは「歩き出そう」まで最大限に盛り上げて、最後の「少しも寒くないわ」で一気に落とすのがポイント。

●一青窈「ハナミズキ」
カラオケ年間リクエストランキングでも、毎年ベスト10にランクインする人気曲。こうした定番曲は、一曲は押さえておきたい。サビ前の「つぼみをあげよう、庭のハナミズキ」を抑え目に歌い、サビの「薄紅色の~」からをぐっと盛り上げて歌うとメリハリが出てくる。「君と好きな人が」は最大限に張って歌いたい。

●高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」
こちらも、長年歌い継がれるカラオケの定番ソング。アップテンポ系の曲でありながら、比較的抑揚をつけやすく、歌い心地がいい。Bメロ「だけどいつか気づくでしょう」をやや抑えめに歌い、直後の「遥か未来目指すための」からを盛り上げて歌うと、スムーズにサビに繋がる。

ただ、知っておきたいのは「高得点を取れる歌唱」=「上手に聴かせる歌唱」とは限らないこと。点数を取るために抑揚をつけすぎると、かえって不自然な印象を残すこともある。他にも、「発音」は採点要素に含まれないので、たとえばすべてを「ラララ~」と歌っても高得点を取ることは可能だという。ただ、やはり歌詞の一音一音を大切に歌うほうが、聴き手の胸には届くはず、と唯野さん。

とはいえ、”高得点”がカラオケの場を盛り上がるのは間違いない。そればかり狙っても場を白けさせるが、ここぞというときのための1曲を持っておくと、ちょっと株も上がるかもよ?

(有馬ゆえ)

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