一升瓶ワイン、超特大シャンパンも…

祝事&贈答に「一升瓶ビール」人気

2015.02.07 SAT


ど迫力! 6リットルの「超特大シャンパン」。冷蔵庫(そもそも入るの!?)で冷やすと30時間かかるという… 写真提供:浜田屋本店
地ビール蔵元のサンクトガーレン(神奈川県厚木市)が2010年から販売している「一升瓶ビール」(1本2376円)が人気だという。累計販売本数は2014年11月で5万本を突破した。

何しろ、容量は大瓶の約3倍。ビッグサイズゆえのインパクトがあるため、仲間同士の宴会はもとより、誕生日や結婚式などの“祝いの場”でも盛り上がること間違いなしだ。

「私たちのようなクラフトビールメーカーは330mlの小瓶が一般的ですが、グラスに注ぐと1杯分。お酌がつきものの結婚式には不向きのため、お客様から『大瓶も出してよ』と言われたのが考案のきっかけです。どうせならさらにビッグに、と考えて一升瓶サイズにしました(笑)」(広報・中川美希さん)

一升を「一生」と掛けて「一生分の感謝を込めて」「一生繁盛」など、様々な思いを込めて贈答用に購入する人も多いそうだ。

また、「一升瓶ワイン」なるものも存在する。販売しているのはワインと地酒を扱う吉田屋(山梨県甲府市)。銘柄はいろいろあり、平均価格は約2000円とリーズナブルだ。

「明治初期はワインを一升瓶に詰めていたんです。その名残で、山梨県では昔からある一般的な商品。月に200本以上売れますね」(店主・河野吉博さん)

ワインは開栓すると酸化するため、日ごと変化する味を楽しみながら飲むのも「一升瓶ワイン」ならではの醍醐味とのこと。

一升瓶といえば日本酒だが、なんと二升五合(4.5リットル)瓶入りの日本酒も存在する。「升升」と「半升」で二升五合となることから、「升升半升(ますますはんじょう)」を「益々繁盛」と掛けた縁起物として、こちらも古くから各地で棟上げ式や開店祝いなどに使われてきた。

一部の蔵元で今でも作られているこの商品、販売店のひとつが酒の浜田屋(福島県いわき市)だ。価格は9740円で、オリジナルラベルを作成するサービスも行っている。

「うちで扱っているのは福島の老舗、千駒酒造のもの。お神酒として使われる日本酒自体縁起がいいところに、『益々繁盛』という願いが加わって最強の縁起物というわけです」(店主・佐藤哲也さん)

さらに、浜田屋本店では「超特大シャンパン」も販売。中でも、6リットル(6万4890円)、9リットル(12万8750円)、12リットル(16万4800円)の3種類がある「テタンジェ」は、2014年のサッカーのワールドカップ・ブラジル大会の公式シャンパンに選ばれたフランスの有名ブランドだ。

60年代後半に「大きいことはいいことだ」と歌うCMが話題になったが、お酒も同じ。ビッグサイズの瓶を持ち寄って、大切なあの人を祝おうではないか。
(石原たきび)

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