「年をとると丸くなる」より短気になりがち…

低血糖も要因!「イライラ」の病気

2015.02.22 SUN


年齢を重ねるごとに、イライラをともなう疾患を患うリスクは増していく。将来、いつもイライラしているおじさんにならないためにも、やっぱり健康管理が大切!?
何かイヤなことがあったわけでもないのに、なんとなく機嫌が良くない日というのが、誰しもあるだろう。とりわけ上司の精神状態などは、職場の雰囲気にダイレクトに影響するだけに、日々、戦々恐々としている人も多いかもしれない。

「人は年をとると丸くなる」というけれど、年をとるごとに怒りっぽくなる人も多いように思えるのは気のせいか。実際、更年期障害などはよくイライラの一因に挙げられもするし、加齢はむしろ、人を怒りっぽくさせるのではないだろうか? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。

「個人差はありますが、どちらかというと人間は年齢を重ねるにつれて怒りっぽくなるものだと考えられます。というのも、イライラが症状のひとつに規定される疾患は、実は非常に多いんです。甲状腺機能亢進症、PTSD、低血糖、不眠症など、これらはどちらかといえば若年層よりも中高年層の方が患いやすいものばかり。また、認知症の症状にもイライラは含まれています」

高齢の女性が更年期障害でイライラしやすくなるのはよく知られているが、男にとっても決して他人事ではないわけだ。須田先生によれば、実は食物アレルギーや花粉症の症状にもイライラは含まれているという。イライラの原因は、僕らが思っている以上に多いのだ。

また、中高年のイライラは、必ずしも疾患ベースのものばかりではない。

「社会的な責任が増し、慢性的なストレスにさらされていることも大きな原因でしょう。仕事や家庭に関する悩み、老後への不安など、精神を圧迫されることで起こるイライラは決して少なくないはず」

一度イライラし始めると、ささいなことにもいちいち腹が立ってくるもの。イライラがイライラを呼び、それがいっそうストレスを増大させ、さらに深刻な疾患を招き入れることにだってなりかねない。心身の健康とともに、ストレス発散の術をちゃんと用意しておくことが大切だ。
(友清 哲)

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