身体にまつわる都市伝説 第244回

一番長生きする体型は、ちょいデブ

2015.04.22 WED

身体にまつわる都市伝説


女性はBMI23~24、男性はBMI25~26が最も死亡率が低いことが判明。痩せすぎは免疫力の低下を招くこともあるのでご注意 (写真提供/voyagerix / PIXTA)
飽食の時代ゆえなのか、右を向いても左を向いてもダイエットに余念がない人たちばかり。たしかに太っているよりスマートな方が見栄えがいいし、何より生活習慣病などのリスクを考えると、肥満は解消するに越したことはないだろう。

ただでさえ、運動不足になりがちな昨今。健康に長生きするためにも、いまからしっかりダイエットに取り組むべきなのかも…。

「太りすぎな人が早死にしやすいのは事実ですが、だからといってむやみにダイエットをするのは逆効果かもしれません。痩せすぎな人もまた、早死にする傾向があるというデータが存在していますから。統計的に見れば、最も長生きできるのは“ちょいデブ”な人ですよ」

そう語るのは、医学博士の浦島充佳先生である。浦島先生によれば、過剰なダイエットによって痩せすぎると、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなるリスクがあるという。

「19~84歳の男女約146万人のBMI値と死亡率をまとめたデータによると、女性はBMI23~24、男性はBMI25~26が最も死亡率が低いことが明らかになっています。BMIの標準値は18.5以上、25.0未満とされていますから、これに照らし合わせると男女とも標準のやや上、つまり“ちょいデブ”が長生きするといえるわけです」

BMIとは「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で算出される、肥満度をはかる体格指数のこと。ただし、同じ体重であっても筋肉質な人もいればそうでない人もいる。「デブだけど、BMI値からすれば安心」などと考えるのは早計だ。

「“ちょいデブ”がいいといっても、あくまで血圧や血糖値、コレステロール値などに問題がないことが大前提。さらに目安としては、腹囲がヒップより細いことが条件ですね。とくにヒップはなかなか測定する機会がないと思いますから、気になる人はぜひメジャーで測り、腹囲と比較してみてください」

そうした条件さえクリアしていれば、あまり躍起になって痩せようと頑張る必要はないのかも!?
(友清 哲)

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