否定派が必ずしも猫嫌いとは限らない…

野良猫へのエサやりに75%がNO

2015.05.27 WED


ちなみに野良に限らず、外飼いの猫は他の動物好きが大事にしている小鳥や亀を襲うことがありますよね。そんなトラウマから猫嫌い、エサやり否定派になった人もきっといるはず(筆者ですが) 画像:omotodake2/PIXTA
公園でおもむろにエサらしきものを取り出し、猫に与える人。すっかりなついているのか、エサを食べながら撫でられている猫も幸せそう…。一見、ほほえましい光景にも見える野良猫へのエサやり。しかし最近は迷惑行為としてとらえられることが多いようです。

賛否両論ありそうな「野良猫へのエサやり」、その是非と理由について20~30代の社会人男女200人(100人づつ)に聞いてみました。

〈野良猫へのエサやりについてどう思う?〉
「すべきではない」派 75.5%
「しても良い」派 24.5%

●「すべきでない」派の意見
「かわいそうだけれど、餌をやるのであれば責任を持って飼った方が良いと思う。中途半端が一番良くない」(26歳・女性)
「野良猫が住み着いて、家の敷地に糞をされたり車の上にのられて、爪で傷付けられた事が実際にあります」(39歳・男性)
「えさをやって生き延びた結果、また猫が増えてその猫を駆除しないといけないのならやらないほうがいい 野良猫なら自分でエサが取れる」(32歳・女性)
「全てにおいて責任を持てる訳ではないので、軽率な事は出来ない。ちなみに、愛猫家です」(39歳・女性)
「可愛がる事だけは簡単。糞尿の始末などできないなら、餌やり行為は迷惑です」(32歳・女性)
「人間が簡単に野生動物に関与すべきではないと思うから」(30歳・男性)
「えさをもらう習慣がついてしまうと、自分で食べ物を捕獲する力がなくなってしまったり、変に人慣れすることによって事故に巻き込まれる可能性が高くなると思うから」(24歳・女性)
「完全に反対ではない。地域猫対策をするならOK」(39歳・男性)

●「してもよい」派の意見
「地域猫にしたらいい」(37歳・男性)
「そもそも、野良猫を生み出してしまった原因も人間にあるから。野良猫にえさやらないということも人間のエゴ」(30歳・男性)
「良いこととは思っていないが、食べなければ明らかに死んでしまう状態の猫を放置することはできない」(38歳・女性)
「猫が大好きなので飢えて死なすぐらいなら餌をあげる! ただし餌をあげる場合、飼うことを前提に考える」(28歳・女性)
「近所迷惑にならないよう清掃なども含めて面倒を見る分には良いと思う」(37歳・女
「野良猫自体がいなくなったらいいが、いなくならないんだったら ゴミ袋をあらすよりはいいかもしれない」(27歳・男性)
「猫が嫌いではないので、どうしてもかまいたくなってしまうから」(36歳・女性)
「個人の自由だ」(32歳・男性)

双方が落としどころを見つけて歩みよった形なのが「地域猫にする」という意見。地域猫とは、避妊手術や食べ残しのエサ、糞尿の始末などを近隣住民の有志が管理している猫のことで、いくつかの問題は解決されるものの、100%の解決にはならないのが難しいところ。

ちなみに、今回のアンケートではより回答者自身に影響が大きい条件を加えた質問をしています。

〈自分の家の近所に野良猫がたくさん住みついていたら、あなたはイヤですか?〉
「イヤ」派 71.5%
「イヤではない」派 28.5%

実はこれ、エサやり肯定派でもいざ自分に影響がある条件になれば「イヤ」と否定的に答える人が出てくるのではないかと仮定してみた問い。そういった人も確かにいたものの、実際にはむしろわずかながら増えたのは、エサやりは「すべきでない」と回答しつつも野良猫そのものの存在は否定しない「エサやり行為自体のみを嫌う人」でした。

お互いを敵とみなせばエサやり否定派、肯定派の論争はそう簡単に決着がつくことはないでしょう。一番の敵は、飼えなくなったからと、ペットの猫を野良にしてしまう無責任な飼い主の存在なんですけどね…。
(のび@びた)

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