マタハラ・育ハラ問題、同性批判のナゼ

女性にマタハラされやすい人の傾向

2015.06.05 FRI


同性からのマタハラは、立場が近い者同士だからこそ、つらいもの。

周囲の無理解以外にも、ねたみやひがみなど、不可抗力のものもあるが、妊婦本人が周りをカチンとさせてしまうケースもあるのだろうか?

マタハラが起こる根本的な原因について、「マタハラNet」代表・小酒部さやかさんは、次のように説明する。

「妊娠の症状は人それぞれで、入院が必要なくらい安静を要する人もいれば、出産まで何事もなく順調な人もいます。こうした妊娠についての認識が、日本ではかなり遅れていて、妊娠に関するテストでは日本人の点数がかなり低いという結果も出ているのですよ」
(小酒部さん 以下同)

実際、切迫早産・切迫流産を繰り返してしまう人などは、理解できない人から「また休み?」と言われてしまうケースも少なくないのだとか。

「また、“産休フロンティア”になる人は要注意。その職場で産休・育休をとる第一号は、マタハラされやすいです。勤続年数が少ないなども『まだそんなに働いていないのに休むの?』といったことで風当たりが強くなることは多いですね」

以上のケースは不可抗力なものばかりだが、注意したいのは、周りとの衝突を生んでしまう、本人のこんな態度だ。

「『休めて当然』という権利主張が強い人は、やはりマタハラされやすいです。『お妊婦さま』という言葉があるように、周囲からは妊婦であることを振りかざして主張ばかりする人だと思われてしまうこともあるのです」

「ありがとう」「すみません」というコミュニケーションは必要であり、産休・育休を取らない人もたくさんいるので、感謝の気持ちを持つことは大切だと、小酒部さんは言う。

本来は産休・育休が認められるべき権利であっても、それを権利として周り中に主張するのでなく、まずは「自分と、自分をカバーしてくれる人との人間関係」に気を配り、感謝や礼儀を忘れないこと。

「制度」「権利」では割り切れない「感情」の部分をカバーできるのは、今のところ、人と人とのお付き合いやコミュニケーションなのかもしれない。
(田幸和歌子+ノオト)

記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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