飲み水にお金をかけるのは当たり前…

20~30代「水道水に抵抗感」56%

2015.06.08 MON


「ミネラルウォーターの方が衛生的」というイメージを持っている人も多いと思いますが、水道水が水道法で管理されているのに対し、ミネラルウォーターは食品衛生法で管理されています。基準が厳しいのは水道法なので、そのイメージは必ずしもあてはまらないのですけどね… 画像:keiphoto/PIXTA
海外に行くと実感できるとされる日本の良さのひとつが「水道水をそのまま飲める」こと。「そんな国は世界に十数カ国しかない」といわれており、実にありがたい環境で暮らしている日本人。しかし、家庭用ウォーターサーバー、浄水器、ペットボトルのミネラルウォーター…など、「水」に+αのお金をかける人は増加の一途をたどっているようです。水道水の味やニオイも改善されているにもかかわらず、みなさんよほど「水道水」がお嫌いなんでしょうか? そこで、20~30代の社会人男女200人(男女各100人)にアンケート調査してみました。

〈水道水をそのまま飲むことに抵抗感はある?〉
・「抵抗感がある」派 55.5%
・「抵抗感はない」派 44.5%

水道水orミネラルウォーター。この選択肢が当たり前の時代に育ったためか、僅差ながら水道水をそのまま飲むことに抵抗を感じる人が多数派という結果。続いてその理由を見ていきましょう。

●「抵抗感がある派」の意見
「以前は普通に飲んでいたが、ミネラルウォーターに慣れてしまったので」(38歳・女性/広島県)
「昔、テレビとかで悪い話を聞いた気がするから」(38歳・女性/山口県)
「一度沸騰させないと匂いが気になります」(31歳・女性/兵庫県)
「浄水器にかけていないと心配になる」(27歳・女性/兵庫県)
「原発の影響」(33歳・男性/千葉県)
「汚いような気がするので」(30歳・男性/福岡県)
「マンション住まいなので、タンクは綺麗なのか…等と不安はある」(36歳・女性/埼玉県)
「薬の味がして、美味しくないので」(30歳・男性/茨城県)
「体に悪い余計なものが入っていそうだからです」(32歳・女性/埼玉県)


●「抵抗感はない」派の意見
「最近でこそミネラルウォーターだが、成人して暫くまで 水道水で過ごしていたので」(33歳・女性/沖縄県)
「基準を満たしているとされている水道水に対して、むしろ何に抵抗があるのかがわからない」(33歳・男性/京都府)
「今まで水道水を飲んできて、問題はないから」(34歳・女性/神奈川)
「東京水は高度処理がされてるし安全だと思う。特にカルキくささも感じないので」(33歳・女性/東京都)
「水道水については、ある程度浄化されているものと信じているから」(31歳・男性/東京都)
「人工的、加工的な感じがせず、自然な味わいが楽しめるので」(39歳・男性/神奈川県)
「日本の水道水なら安心しているから」(29歳・女性/神奈川県)

地域差もあるかもしれませんが、それ以上に目につくのは「風評」や「習慣」による影響。また、「抵抗感はない」と答えた人のなかにも「最近、ミネラルウォーターにした」という人がいることをふまえれば、「水道水をそのまま飲まない人」の割合は、実際にはもっと多いのかもしれません。

とはいえ、(水道料金を除けば)「タダ」で飲める水に、余計なお金をかけるのはもったいない…と思う人も少なくないでしょう。みなさん、そのあたりはどう思っているのでしょうか?

〈お金をかけてまで水を飲むのはもったいないと思う?〉
・「もったいないと思う」派 44.0%
・「もったいないとは思わない」派 56.0%


「水道水に抵抗感があれば、水にお金を払うのをもったいないとは思わない」こう考えるのが一番ストレートですよね。先ほどの結果から想像できるとおり、「もったいないと思わない」派が多数派になりました。ちなみに「抵抗感がある」と答えた人のうち「もったいないと思う」と回答した人…つまり、「水道水をそのまま飲むのはイヤだけど、お金をかけるのもバカバカしい」というジレンマを感じている人が30%いました。

いずれにせよ、水道水を飲む人(=使用量)が減ると、水道料金収入が減り、水道インフラ維持のために「一人当たりの水道料金」を上げざるを得なくなるという問題が指摘されています。既に地域による水道料金格差も大きく、今後の人口減少により、この問題がさらに深刻化する可能性も…。水道水に抵抗がある人が増えれば増えるほど、「安全な水がタダで(※安く)飲める時代」の終焉が近づくとは、なんとも皮肉な結果というべきでしょうか…。
(のび@びた)

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