サッカー、野球、テニス…試合中だけど我慢できない!

試合中に便意!選手のトイレ事件簿

2015.06.11 THU


トレーニングを重ねたスポーツ選手でも、急な尿意&便意には勝てない!? 画像提供:Joel/PIXTA(ピクスタ)
人生には様々なピンチが訪れるものだが、生理現象のピンチといえば“トイレ”だろう。尿意&便意は時間と場所を選んではくれない。どんな厳粛な場であっても容赦なく襲ってくる。たとえそれが人生をかけた試合の大一番であっても…だ。そんな尿意&便意をめぐるスポーツ界の名勝負(?)を紹介しよう。

●試合中トイレに猛ダッシュしたMF
「試合中にトイレでいったん抜ける」珍事が時々起こるのがサッカー界。たとえば2013年のイングランド・プレミアリーグで行われたサウサンプトン対エバートンでの出来事だ。日本代表DF吉田麻也も出場していたこの試合の後半、サウサンプトンのMFジェイソン・パンチョン(イングランド)が審判と会話した後、突然ピッチ外へ猛ダッシュ。行き先はトイレだった。「我慢ができなかった」とは、10分後に晴れ晴れとした表情でピッチに復帰した本人の弁。その後、サポーターは彼の応援歌を「う○ちに行っていたんだろう!」と改変して歌い、パンチョンもおしりを拭くパフォーマンスを見せて会場を笑わせた。

●ゴール前はガラ空き!ピッチ外で隠れて立ち○ョンしたGK
サッカーの場合、フィールドプレーヤーなら、1人抜けても残りのメンバーがカバーし合えば、なんとかしのげるだろうが、GKとなると話は別。一時的にでも抜けると一大事となる。それを実行したのが元ドイツ代表GKイェンス・レーマンだ。シュトゥットガルト(ドイツ)に所属していた2009年12月、チャンピオンズリーグのウルジチェニ(ルーマニア)戦で味方が相手陣内に攻め込んでいる隙を狙い、なんとゴール裏の看板に隠れて立ち〇ョン! ところが、敵がボールを奪って攻めてきたため、慌ててゴール前へ戻りピンチを切り抜けた。ルール上、審判の許可なくピッチ外に出た場合は警告を受けるが、運よく審判に見つからなかったため、お咎めもなかった様子(笑)。

ちなみにサッカーの場合、尿意を催すと、その場で用を足す――つまり「漏らす」選手もいるのだとか。信じられないかもしれないが、元五輪代表マラソン選手の瀬古利彦さんも「走りながら垂れ流し。ロンドン五輪でも試合中にしている選手がいた」とバラエティ番組で証言。長丁場の試合が続くスポーツの現場では必ずしも珍しくないことなのかも…。

●沿道の小旗が紙代わり!レース中にコース外で…
そのマラソン界でトイレ伝説を持っているのが往年の名ランナーであるフランク・ショーター(アメリカ)だ。1973年、ショーターは日本の毎日マラソン(現・びわ湖毎日マラソン)に出場した際、途中で便意に襲われた。そこで彼は沿道で振られていた応援用の小旗を何枚か引きちぎりコース外へ。サッと用を足してレースに復帰した。特筆すべきはその結果。なんとコースレコードを更新して優勝してしまったのである。ショーターはその2年前、別の大会でも途中で用を足して優勝していたという。

●トイレに駆け込みペナルティを受けた女子テニス選手も
サッカーやマラソンなど、競技時間が一定以上切れ目なく続く種目は、トイレにまつわるトラブルが起きやすい。一方、テニスは試合時間こそ長いが、ルールとして「トイレットブレーク(トイレ休憩)」が設けられているので、こうした事態は起きにくい。ただ、それでも思わぬトラブルに遭ったのが女子の世界ランキング1位に輝いたこともあるセルビアのアナ・イワノビッチ。女子選手の場合、最大5分間のトイレ休憩を2度、セット間に取ることができ、また緊急時には自分のサービスゲーム前も認められる。しかし、ある大会でイワノビッチは急な腹痛に見舞われたものの、相手のサービスゲームだったためタイミング的に認められず、ペナルティ覚悟でトイレへ駆け込んだ。結果、20秒ごとに相手にポイントを与えられ1ゲームを失うハメに。それでも試合には勝ったので、ガマンし続けるよりはいい判断だったのかも…?

●突然の腹痛で出場取りやめのはずが…
攻守交代が多くベンチで待ち時間のある野球なら、こういった話とは無縁だろう、と思いきや、あった。1998年のオリックス対ダイエーの試合、スタメンで4番DHだったトロイ・ニールが、試合前に腹痛、下痢、嘔吐に襲われ、プレイボール直前に仰木彬監督が審判にスタメン変更を申し出た。相手の王貞治監督にも認められ一件落着…のはずが、試合開始直前、ルール上(メンバー表交換後の変更は認められない)、一度は打席に立たないと選手交代ができないと記録員からの指摘が。これを受け、病院へ向かう準備をしていたニールは急遽、出場することに。げっそりした顔で打席に立ち、「なんでもいいから早く終われ」とバットを振ると、なんと打球はスタンドへ! これぞ火事場のクソ力!?(失礼)本人はその後、全速力で塁を回ると、病院へ直行。これほどうれしくないホームランも珍しいだろう。選手のみなさん、試合前の体調管理とトイレは忘れずに…。
(長谷川一秀)

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