米心理学者、「別居夫婦」と「同居夫婦」の離婚率を調査

単身赴任の「離婚率」は同居の2倍

2015.06.17 WED


今井 空 / PIXTA(ピクスタ)
会社員や公務員の場合、急な転勤を迫られることがある。長年慣れ親しんだ街を離れるのはツラいことだが、それ以上に問題になるのは恋人や妻と離れ離れになってしまうことだ。

SNSなど多様な通信手段があるとはいえ、「遠くの親戚より近くの他人」的な面があるのは否めない。物理的な距離が離れてしまうと、それだけ破局の可能性が高まるという噂も耳にする。かといって転勤の辞令を蹴るわけにもいかず、別れたくなければ、遠距離恋愛や単身赴任生活をうまくいかせるしかないのが現実だ。

「たしかに、カップルは距離が離れると気持ちも離れてしまう傾向があることは、心理学者の調査でも明らかになっています。米ノースカロライナ大学の心理学者ロナルド・リンドフス氏が、アメリカの国勢調査をもとに夫婦の離婚率を調べたところ、離れて暮らす夫婦の離婚率は、同居する夫婦の2倍にのぼるとのデータも明らかになっています」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生。うーん、こうなると恋愛を取るか仕事を取るかという、難しい選択を迫られることに…。いったいどうすればいいの!?

「私がアドバイスできる対策としては、お互いに相手を想起させる物を、自室など普段よく目につく場所に置いておくこと。心理学ではこれを“マーカー”と呼びますが、人間というのは視覚に影響されがちな生き物なので、定期的に見ていないと忘れてしまうもの。その意味で、相手を連想させる物を常にちらつかせておくことは、非常に効果的なんです」

内藤先生によれば、マーカーはぬいぐるみでもネクタイでもいいし、より手近なところでは携帯電話の待ち受けを2人で撮った2ショット写真に設定する、というのも有効だとか。

当事者にとって遠距離恋愛はツラいことかもしれないけど、こうした苦難を乗り越えられれば、絆もいっそう深まるかもしれない。
(友清 哲)

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