自己処理の時は3ステップをお忘れなく…

ムダ毛処理で「埋没毛」増加に注意

2015.06.18 THU


埋没毛によるブツブツが気になったときは、スクラブ剤で優しくマッサージしてからクリームを塗るケアを続けるのもよいそう 画像提供/Valua Vitaly / PIXTA(ピクスタ)
薄着の季節になると、冬以上に気を使うのがムダ毛処理。うっかりすると、屋外で気づいて「しまったー!」と焦る羽目になるので、毎年この時期は気が抜けなくて本当に大変ですよね。夏目前の今、小林メディカルクリニック東京の小林暁子先生に、改めて自己処理の注意点を聞きました。毛抜きとカミソリ、どんな点に注意が必要ですか?

「毛抜きは、毛と一緒に周りの皮膚組織も引き抜かれてしまいます。毛根を引き抜くときに毛穴が大きく開いてしまうため、そこから雑菌が入って炎症を起こす場合も。手軽ではありますが、肌へのダメージが大きい手法です。また、カミソリの処理では、肌の表面を覆っている角質層ごとそり落としてしまいます。角質層は雑菌やウィルスから肌を守る役割をはたしているため、角質層が傷つくと少しの刺激に対しても敏感な肌になってしまいます。そのため、カミソリでそったあとはきちんと保湿しないと、肌荒れしやすくなります」

毛抜きもカミソリも、ケアしないと肌トラブルの原因に! ちなみに、自己処理をすると「埋没毛」になりやすいと聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?

「適切な準備やケアをせずに、繰り返し自己処理を行うと、『埋没毛』が増えてしまいます。本来、毛穴から飛び出すはずの毛が、肌の下にもぐったまま出てこられなくなったものが『埋没毛』です。繰り返し毛を抜いたり、毛流に逆らってカミソリでそったりするうちに、毛穴周辺の皮膚は傷を負った状態になり、毛穴がふさがってしまいます。そうすると下から生えてきた毛は出口がなくなり、皮膚の下で詰まってしまって、毛がゴマのように固まってザラザラした肌になります」

埋没毛はイレギュラーな事態で、多くは分解されて消えてなくなるものの、皮膚の下で炎症を起こして腫れることもあるとか。それを自分で掘り出そうとすると、ますます悪化するので、医師によって毛を抜き出す処理が必要になるそうです。さらに、自己処理によるリスクとして、埋没毛以外に「黒ズミ」にもなりやすいそう。

「毛抜きやカミソリで肌を痛めつづけると、肌を守るためにメラニンの活動が活発になり、黒ズミや色素沈着を引き起こします。埋没毛と黒ズミを回避するには、自己処理をおこなうとき、事前に肌を温めて毛穴を開くこと。毛流に逆らわずに抜いたり、そったりすること(カミソリの場合は石けんなどをつけること)。処理後はクリームでしっかり保湿すること。この3点が必要ですが、自宅で丁寧におこなうのは大変ですよね。やはり便利なのは、永久脱毛だと思います。皮膚科のクリニックでおこなっている永久脱毛であれば、現在の肌状態を診断したうえで適切な処理方法を選択できます。また、医師がいる場合は強い機器を使って脱毛できるので、少ない回数で終えられるメリットがあります」

出がけに気になって「とりあえず、カミソリでそっておこう!」と大慌てで適当にそって、なんのケアもしない…なんて考えただけでも、恐ろしい! 夏は処理回数が増えるので、埋没毛や黒ズミも起こりやすい時期。正しいケアで、きれいな肌を作りましょう。
(富永明子)

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