従来のイメージを覆す

次世代かき氷がプチブーム!?

2015.07.03 FRI


ラーメンの人気店のように、客が長蛇の列を作るかき氷専門店も少なくないという ※写真はイメージ 画像提供:そよかぜ/PIXTA
「ここ最近、季節を問わずにオールシーズンでかき氷を出す『かき氷専門店』の出店が相次いでいます。食べ歩きを楽しむ人も増えていて、かき氷業界は確実に盛り上がってきていますね」

そう教えてくれたのは、アイスクリーム評論家のアイスマン福留さん。こうした専門店では、従来のイメージを覆すかき氷が楽しめるのだそう。

「かき氷といえば、シャリシャリとした氷の食感を楽しむものがスタンダードでした。しかし最近は、口の中に入れると氷が一瞬で溶けてしまうくらいに、フワフワとした食感の“次世代かき氷”がトレンドです。その代表格が、今年4月にオープンした『yelo』(東京・六本木)。ここのかき氷はテイストもユニークで、アボカドや有機にんじんを使ったシロップがあり、オレオやタピオカなどをトッピングすることもできるんです」(アイスマン福留さん)

「yelo」は営業形態も特徴的で、朝11時から翌朝5時まで年中無休で営業。アルコールメニューも充実しているという。

「台湾の人気マンゴースイーツ店で、原宿に日本第1号店をオープンした『マンゴーチャチャ』も、マンゴーを使ったかき氷を一年中楽しめる専門店として注目を集めています。個人的なおススメは、チョコレート専門店『MAMANO—神様のチョコレート—』(東京・赤坂)の『チョコレートスノーマウンテン』。チョコレートやミルクなどを混ぜて凍らせた氷を削って作る珍しいかき氷で、イチゴミルクや宇治抹茶のような伝統的なかき氷とは異なる、“冷たいスイーツ”のような味わいが魅力です」(同)

こうしたかき氷の新潮流。なにも都心のみで生まれているものではないのだとか。

「いま、原宿に季節限定でオープンしている『ミルクアンドハニー』は、福岡天神の人気店です。埼玉の熊谷には『慈げん』という、かき氷好きなら誰でも知っている名店があります。神奈川の藤沢にある人気店『埜庵』は、真冬でも行列ができることで有名なんですよ」(同)

それにしても、かき氷がどうしてこんなに盛り上がっているのだろう?

「アイスクリーム業界の好調さが影響していると考えられます。昨年度、アイスクリームの国内年間販売金額は4360億円と、1994年の4296億円を上回り、過去最高の販売高を記録しました。次のステージともいえる5000億円を目指して、“冷たいスイーツカテゴリー”そのものが盛り上がっていますから、当然、かき氷もその余波を受けているのではないでしょうか」(同)

夏本番を間近に控え、さらなるブレイクが期待されるかき氷。今年の夏は進化したかき氷を味わってみては?
(成田敏史/verb)

※この記事は2014年7月に取材・掲載した記事です

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