身体にまつわる都市伝説 第250回

美容にいいのは野菜より肉だった!

2015.07.27 MON

身体にまつわる都市伝説


皮膚や髪の毛、肉など、タンパク質が構成する部分は多い。ゆえに、肉食はアンチエイジングに効果的なのだ (写真提供/Youtouch / PIXTA)
男性のなかには野菜より肉が好き、という人が少なくないだろう。いくつになっても焼き肉やステーキはご馳走だけど、脂っぽいものばかり食べていると、ギトギトしたオジサンになりそう。美容や健康のことを思えば、そろそろ野菜中心の食生活にシフトするべきかもしれない。

しかし、用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子先生は、「野菜が美容にいい」という説に異論を唱える。タンパク源である肉は、アンチエイジングに取り組むうえで欠かせないというのだ。

「大前提として、何でもバランスよく食べるのが一番ですが、仮にどちらか一方だけを選ぶなら、美容面でプラスなのは肉類でしょう。昔から“野菜を摂りましょう”と喧伝されてきたのは、外食中心の食生活では、野菜は意識的に摂取しなければ不足しがちなものだからです。しかし、皮膚や筋肉など体を構成する要素の大部分はタンパク質ですから、どんなに野菜を摂っていても、ちゃんと肉を食べていなければ十分とはいえません」

極端な話、菜食主義のような生活を送るなら、かなり入念に栄養を計算しなければタンパク質不足に陥ってしまう。肉は健全な体組織をつくるために欠かせない栄養源なのだと鈴木先生は語る。

「肉は魚と比較しても、タンパク質の含有量が段違いに多い、効率的な食材です。また、動物性の脂を敬遠する人もいますが、肉にふんだんに含まれる脂は女性ホルモンの元になります。そのため脂が不足すると女性ホルモンが不足し、肌や髪の毛が傷みやすくなり、美容やアンチエイジングの面で大いにマイナスになります」

なお、大豆などは豊富にタンパク質を含んでいることで知られるが、肉類で摂取できるタンパク質とは種類が異なるため、やはりどちらもバランスよく食べるのが理想だという。

年齢を重ねるにつれ、「肉が食べられなくなってきた…」という人もいるだろうが、アンチエイジングの観点からすれば、肉の摂取量を減らすのは得策ではないのだ。もちろん食べ過ぎには注意すべきだが、あらためて食生活を見直す参考にしてみては?
(友清 哲)

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