迷子らしき子には5割が声をかけるものの…

子供の危険行為、6割が注意せず

2015.08.03 MON


「駅はどっち?」この程度のことで不審者事案として通報される時代。子供の安全を思えば過剰に反応しておくことに越したことはない、そう安直に考えていい話ではない気がします 画像:ABC/PIXTA
この時期、出かけた先はどこも人だらけ。大人だって連れ合いとはぐれることもよくあるぐらいですから、親とはぐれてしまったのか「ママー、ママ―」なんて泣いている子供を見かけることも多いもの。さて、そんな場面に遭遇したら、あなたはその子供に声をかけますか?

今回は20~30代の社会人男女200人(男女100人ずつ)に、テーマパークや商業施設などで迷子らしき子供を見かけたときどうするのか聞いてみました。なお、対象となる子供が小学生である(に見える)ことを念頭において回答いただいています。(協力/アイ・リサーチ)

〈迷子らしき子供に声をかける? かけない?〉
「声をかける」派 51.5%
「声をかけない」派 48.5%

【男性】
「声をかける」派 48.0%
「声をかけない」派 52.0%

【女性】
「声をかける」派 55.0%
「声をかけない」派 45.0%

声をかける派、かけない派、ほぼ半数に割れました。また、女性は男性にくらべて若干、声をかける人が多いようです。では迷子ではなく、子供の危険行為や、迷惑行為を見た場合についてはどうでしょうか?

〈子供の危険・迷惑行為を見たら注意する? しない?〉
「注意する」派 38.5%
「注意しない」派 61.5%

【男性】
「注意する」派 41.0%
「注意しない」派 59.0%

【女性】
「注意する」派 36.0%
「注意しない」派 64.0%

「迷子らしき」な段階ではそこまで危険が差し迫っているわけではないはず。にもかかわず、比較的差し迫った状況であるこちらの設問でアクションを取る方が少ないというのが少々意外。また、迷子~では女性の方アクションをとる(声をかける)人が多かったのに対し、危険行為では男性の方が声をかける人が多いという結果も気になるところです。

では、危険・迷惑行為に対して注意する派、しない派それぞれの意見を見ていきましょう。

●「注意する」派
「ルールを教えてあげることは大事だと思うのですが」(27歳・男性)
「あまりにも危なそうであれば注意する。特に理由はない。人として見過ごせない」(33歳・女性)
「駄目な物は駄目と他人の子供でも言う」(37歳・男性)
「危険行為だと声をかけますが迷惑行為だと声はかけにくいです。色々な人がいるなか声をかけてしまう事で大事になってしまう事も考えなければならない世の中なので悩みます」(37歳・女性)
「自分にも子供がいるのでダメなことはダメと言える親でなくてはならないため」(28歳・男性)
「自分に危害があるときには注意する。うざいから」(25歳・女性)
「後悔したくない」(37歳・男性)


●「注意しない」派
「注意はしたいが、親が文句を言ってきたりして面倒なことには巻き込まれたくないから」(30歳・男性)
「近くに親が居て、モンスターペアレントだったらどうなるかわからない為」(24歳・女性)
「注意して反対に子供の親に怒られ嫌な思いをしたから」(34歳・女性)
「なかなか他人の子供を叱れない」(30歳・女性)
「係員が注意すると思うから」(29歳・女性)
「うまく叱れないから。自分で注意するのではなく、スタッフに声をかける」(34歳・女性)
「人の目につく行動はイヤだから」(29歳・男性)
「余計なお世話でもあるから」(32歳・男性)
「一度、痛い目にあうべきだと思うから」(32歳・女性)

注意する派に多かったのは「それが大人の義務」「当然」の意見。一方、注意しない派に多かったのは「不審者として通報されたくない」「親がモンスターペアレンツだったら面倒なことになりそう」というものでした。

実際に危険行為、迷惑行為を取っている子供を注意した場合、その親に不審者と勘違いされて通報されたり、訴えらえてしまうケースは現実にはそうはないかもしれません。しかし、「そう考えざるを得ない」という人が数多くいるというのは間違いのない現実のようです。子供のための声がけすら、安易にできない世の中であってはいけない気がするのですが…。
(のび@びた)

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