ワールド・トレンドは「作り手の顔が見える小規模生産」

プロ注目!世界のこだわり銘酒5選

2015.08.27 THU


左から、「ナプエ フィンランド ジン」「カンザス クリーン ディスティルド」「ギイ ピナー ファンボワ セレクション」「オチョ アネホ シングルバレル」「ラオディ アグリコール ラム」 写真/海老原俊之
楽しい家飲みもいつも同じお酒じゃつまらない。たまには、うんちくを語りたくなる世界の銘酒を囲みたいもの。みんなを呼ぶなら、酒好きも唸る逸品を選びたいけれど、最近はどんなお酒が注目されているのだろう?

「今、欧米など“お酒先進国”では、個人経営の小規模蒸留所がつくるお酒に注目が集まっています」

こう話すのは、酒専門店「リカーズ ハセガワ」の大澤社長。欧米の“酒通”たちは、作り手の顔が見える小規模な蒸留所の酒を好むのだとか。

「作り手の個性が強く出ているのが特徴。味はもちろん、地元の素材だけを使うなど材料にこだわるところも多い。どんなきっかけでお酒をつくり始めたのか、といったエピソードを知るのも楽しいですね」

では、そんな酒には、どんなものがある? 各地で支持を集めている小規模生産の選りすぐりのお酒を5つ教えてもらった。
※データは「アルコール度数/内容量/価格(リカーズ ハセガワでの価格)」

1)瀟洒なボトルと甘いテイストのウイスキー
「カンザス クリーン ディスティルド」(アメリカ)
40度/750ml/4500円

シャネルの香水の瓶をモチーフにしたという、一見するとウイスキーらしからぬボトルデザイン。ココナッツのような甘みと滑らかでスッキリした後味からは、“今までにないウイスキー”を目指した作り手の想いがうかがえる。ウイスキー初心者にも優しい味で、ストレートやロックはもちろん、トニックウォーターで割っても爽やかさが増して飲みやすい。

2)5人の若者が母国の味にこだわる珠玉のジン
「ナプエ フィンランド ジン」(フィンランド)
46度/500ml/3680円

若者5人が廃チーズ工場を買い取り、2014年に始めた蒸留所・キュロ ディスティラリー。近くの村の名を取ったジンの“ナプエ”はフィンランド産ライ麦を100%使用するなど、徹底的に“地元産”にこだわった。白樺の葉やクランベリーなど約16 種類の植物でハーブの香り豊かな味わいに。国際的な酒類コンペで部門最高賞を受賞した“世界最高”のジンをぜひ。

3)日本の酒好き親父が異国でつくった超レアなラム酒
「ラオディ アグリコール ラム」(ラオス)
40度/700ml/2880円

お酒が大好きな日本人の親父たちがラオスで始めたラム酒づくり。多くのラム酒と異なり、新鮮なサトウキビのジュースのみを使用。収穫時期の4カ月間しかつくれない希少なラム酒で、サトウキビ本来の味と香りが楽しめる。

4)息子への想いで生まれたオーガニックコニャック
「ギイ ピナー ファンボワ セレクション」(フランス)
40度/700ml/3990円

息子の腹痛をきっかけに、農園のオーナーが葡萄の無農薬栽培をスタート。そこから生まれたのが、このギイピナーだ。土壌改良から始めて仕上げまで手間暇をかけぬいた、軽やかな味わいが魅力。

5)こだわり製法で素材の風味を引き出したテキーラ
「オチョ アネホ シングルバレル」(メキシコ)
54.5 度/700ml/8820円

原料のアガベはひとつの農園で栽培したものを使用。さらに古樽で18カ月熟成、ひとつの樽から加水なしでボトリングするなど、数あるテキーラのなかでも珍しい製法を貫いた。素材の風味を混じりけなく引き出すことに成功した一本。

味はもちろん、作り手の想いがこもったエピソードも味わい深い。たまにはそんなお酒を楽しんでみては?
(鼠入昌史〈Office Ti+〉+『R25』編集部)

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト