温度、グラスの形、注ぎ方、つまみ…専門家に聞いた!

ビールを美味しく飲むコツ5選

2015.09.13 SUN


ビールはスタイルや温度、グラスなど、様々な要素を掛け合わせることで味わいが変わるという 画像提供:kai/PIXTA(ピクスタ)
各地で「ビアフェス」が開催されるなど、秋もビールが美味しい季節。最近は、コンビニやスーパーで扱う銘柄も増え、多彩なビールを手軽に購入できるようになった。そこで、日本ビアジャーナリスト協会に所属するビアライターの富江弘幸さんに、自宅で美味しくビールを味わうコツを教えてもらうことに!

■1)ビールを選ぶ時は“スタイル”に注目する!
「まずは、“飲みたい味”をしっかり選ぶことが大切です。とはいえ『今日は暑いからスッキリ系がいいな』『コクのあるビールが飲みたい』と思っても、飲んだことがない銘柄は味の想像がつかないですよね。そんな時は、ラベルや店頭のポップに書かれている“スタイル”に注目。ビールには、喉越し爽快でスッキリした味の『ピルスナー』、苦みが強くホップがきいた『IPA』、ロースト感が強い黒ビール『スタウト』など様々な分類があるので、自分の好みの“スタイル”を覚えておくか、購入時にスマホなどで検索してみるといいですね」

■2)キンキンに冷えたビールは10分ほど待ってから飲む
「ビールの適温は、『ラガーとエール、どちらの酵母でつくられたものか』によって変わります。日本の大手メーカーでつくられたビールは、ほとんどがラガーで、スッキリとした味わいが特徴。5度前後が喉越しもよく麦の香りも楽しめるオススメの温度ですね。一方エールは、地ビールや黒ビールなどに多く、華やかな香りが特徴です。こちらは少し高めの10度前後で飲むと香りが広がり、より美味しく感じます。通常、冷蔵庫内はだいたい3~5度なので、ラガーなら冷蔵庫から出して1、2分。エールなら10分ほど置いた状態が、ちょうど飲み頃です」

■3)グラスは高さのあるピルスナー型とチューリップ型を用意
「缶ビールやボトルビールは、グラスに注いだ時にベストな状態になるよう、炭酸を強めに入っている場合があるので、美味しく飲むには“グラスに注ぐこと”が重要です。特にラガーにオススメなのは、背の高い“ピルスナーグラス”。これなら喉に入りやすくゴクゴク飲めるので、より爽快感が味わえます。エールの場合は、ワイングラスのような“チューリップグラス”を選ぶと、グラス内で香りが広がりますね。また、厚みがあるグラスは甘みが、薄いものは苦みが強調されるともいわれます。ビールグラスがない場合でも、自宅にあるコップに注ぐだけで味に違いが出るので、ぜひ試してみてください」

■4)ビールは3回に分けて注ぐのがポイント!
「ラガーの場合、まずは高い位置から思いきり泡を立てるように注ぎ、その泡が落ち着いたら、2回目は少し低めの位置から、最後は静かに注ぎます。そうすることで、適度に炭酸が抜けてまろやかな口当たりになりますね。エールは、チューリップグラスいっぱいに注がず、半分くらいで止めるのがポイント。グラス内に香りが溜まり、華やかな香りと深い味わいを感じることができます」

■5)スイーツやフルーツをつまみにするのもアリ
「ビールのおつまみは塩辛いものや脂っこいもの、というイメージが強いと思いますが、黒ビールの一種で“ポーター”や“スタウト”と呼ばれるスタイルのものは、スイーツとの相性バツグン。たとえばバニラアイスにかけて食べるとアフォガード(ジェラートにエスプレッソなどをかけて食べるイタリアのスイーツ)のような味になります。また、アメリカ産の『ブルームーン』という銘柄のビールは、オレンジを添えて飲むことを推奨していたり、ドイツにはスッキリ感のある“ピルスナー”をレモネードで割った“ラドラー”という飲み物もあります」

ビールを美味しく飲むコツが、こんなにたくさんあったとは…!「ただ、何を美味しいと感じるかは人それぞれです。いろいろな飲み方を試して、自分の好みを見つけてください」と富江さん。

あ~、早く試してみたい! 秋の夜長は、自宅で美味しいビールを味わう“大人な時間”を過ごしてみては?

(榛村季溶子/short cut)

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