いろいろな効果を耳にするけど…専門家を直撃!

体に良い?悪い?「辛いもの」真実

2015.10.17 SAT


スパイスの上手な摂り方についてエスビー食品広報ユニットの長谷川さんに聞いたところ、「辛味スパイスの代表格・チリーペッパー(唐辛子・鷹の爪)は、辛みと香りをプラスするスパイスとして、炒め物、焼き物、漬物、煮込み料理、スープ、パスタ、ソースなどなんにでも合わせられるユーティリティプレーヤー。チリーペッパーを料理の初めにスタータースパイスとして使い、油に辛みをうつして使えば、家でもレストランに負けないような辛口料理が作れますよ」と教えてくれた! 写真/PIXTA
寒くなってくるこの時期は、辛いものを食べて温まりたくなる! 辛い食べ物って汗をかけるし、代謝も上がってなんとなく健康に良さそう。でも食べ過ぎると胃や腸やお尻に負担をかけている気もするし…。

そこで、味覚や食べ合わせの研究を行う“味博士”AISSY株式会社代表の鈴木隆一さんに話を伺った。ズバリ、辛いものって体に良いんですか? 悪いんですか?

「実は、辛いものの過剰摂取が体に悪いという根拠はないんです。辛味は味覚ではなく触覚。糖分や塩分のように人体に最低限必要な量や、最大摂取量が決まっているわけではありません。辛味を摂ることでむしろ塩分などを抑えられるのであれば、辛いものは体に良いといえるかと思います。ただ、体質によっては辛いものが体に悪影響を及ぼすケースもあります」

人によって違うんですね。でも、辛いものを日常的に食べることは体に良いというデータがあるそう。

「『British Medical Journal』に掲載された研究(2004~2008年、中国で30~79歳の男女およそ50万人を対象に調査)では、辛いものを1週間に1日以上食べる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが10%低く、1週間に6~7日食べるという人は、“週に1日未満”の人に比べて死亡するリスクが14%低かったという結果が出ました。ここでは、カプサイシンの効能で長生きする可能性が高まるのではないかと結論付けられています」

“死亡するリスク”を下げる結果出ているとは…。そう聞くと、辛いものを食べまくりたくなります!

「ただ、裏付けされたデータはないのですが、辛いものを過剰に食べ続けると味蕾(みらい)が破壊され、いわば“味覚障害”状態にはなることがあるといわれています。また、大量に摂取すると食道炎や胃炎を起こす危険性もあります」

食べ過ぎなければ、基本的には、体に良い効果をもたらしてくれるといってよさそう。上手に摂って、今年はホットで健康な冬を過ごしてみようかな!
(辺土名悟/GRINGO&Co.)

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