10歳からの子育てを見直す!

まだ間に合う!10歳からの子育て・親が注意するべき10箇条

2015.12.12 SAT


子が10歳になったら大人として扱う
小学校高学年に入り、あんなにかわいかったわが子も少しずつ自立。時に親に口答えしたり、生意気なことを言ってみたりと、親としては、思い通りにならない子の反抗に頭を抱えることも…。そんな親たちに、「子育ては、10歳で1度リセットすべき!」とアドバイスするのは、「花まる学習会」を経営し、独自の中学受験法を提案する高濱正伸氏だ。10歳からの子育てこそが、子の将来を左右し、親子の一生の関係を築く基盤になるという。


●10歳以降、子どもと伴走できるのは、同性の親のみ!
「今は、〇〇式、〇〇法など、育児の情報が氾濫していて、気の毒なことに、お母様方の頭のなかも大混乱していることと思います。何を信じていいのかわからなくなって、ドツボにはまってしまう方も多いのではないでしょうか? 私が提案する子育て法は実に簡単で、10歳までと10歳以降の育児、子どもへの接し方を変えるだけ。小学校高学年に入り、イモ虫から蝶へとすさまじい成長を遂げ、羽ばたいていくお子様と“1人の人間”として接することから始めていきます」(高濱氏 以下同)

中学受験を通し、多くの親子を観察してきた高濱氏が、“10歳からの子育てリセット10箇条”をレクチャー!

【10歳からの子育てで注意すべき10箇条】

その1●ひとつの目安として、小学5年生の4月になったら、親が「今日からあなたは大人。これからは本音の付き合いでやっていこう。余計な口出しはしないから、自分のことは自分でしっかりとやりなさい」と子に伝える。10歳以降は、子ども扱いしないこと。

その2●10歳以降は、「同性の親」の役割が大切。同性の親が先人として、人生や恋や結婚や仕事などについて本音を語るようにする。異性の親は、基本、距離をとられると覚悟する。

その3●子どもが悩んだときは、「こうすべき!」というアドバイスよりも、親自身の体験談や失敗談が心に響く。信頼しあう先輩後輩として、親がすべてをさらけ出す。

その4●親の信念はぶつけて良いが、上から目線の「べき論」アドバイスは不要。

その5●子どもをドンドン外に出す。塾の講師やサッカーのコーチなど、子どもが信頼できる“外の師匠”を見つける。

その6●子どもが元気がないときに口出ししないのは辛いが、親としては辛抱のとき。学校に対しては、「事件化して糾弾」ではなく、一人の子を見守る仲間として話し合う気持ちで臨む。基本、「モメごとは肥やし」という意識で。

その7●無駄な買い与えはしない。PCは、親の目の届く空間で、時間を決めてやらせるようにする。男子は特に、ゲーム系の中毒に注意。

その8●秘密を持たせる。

その9●多くの達成体験を積ませる。

その10●友だちの子どもを親が選ばない。


「特に異性の息子を持つお母様方は、“なかなか自分の思い通りにならないし、得体が知れないけど、かわいい!”と言って、息子たちに過干渉になる傾向があるようです。そうして手をかけすぎた結果、バランスが取れない男子が形成されてしまう。10歳を過ぎたら、“もう何も話してくれませんよ”と母親が嘆くくらいが正常なのです。母親は子どもを1人の大人として扱い、いいバランスで気にかけながら、ある程度はほおっておく。ほおっておかれるからこそ、子の主体性が育まれるというものです」

異性との交際経験もなく、プライドばかり高い“困った大人”にしないためにも、子どもが10歳になったら、親の方から“子離れ宣言”し、同性の親が恋や仕事…人生において必要な知恵や知識を伝授する。これこそが、男が男らしく、女が女らしく成長する重要なカギになると語る高濱氏。将来わが子を“困った大人”にしないために…親が今からやれることは、まだまだありそうだ。

(取材・文/蓮池由美子)


記事提供/ママの知りたいが集まる『mamatenna(ママテナ)』

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