浅草巡りで小腹が空いたら、こんなメニューはいかが?

290円で楽しめる和牛グルメの正体

2015.11.26 THU


一見、普通のカレーパンにも見えるが、中身は純正黒毛和牛 撮影:うぬまいちろう
都内有数の観光名所、浅草。そば、天ぷら、うなぎなどの老舗グルメが多く並ぶだけでなく、モツ煮のようなB級グルメにも事欠かない。2013年、そんな浅草に新たな人気店が誕生した。

雷門をくぐり、仲見世通りをひやかしながら伝法院通りを左に曲がれば、見えてくるのが「豊福」の文字。浅草らしい和風の店名だが、カレーパンの店である。店内をちらりと覗けば、高級ステーキのような霜降り肉を店主の乃美さんが切り分けている姿が。

「今、切っているのがバラ肉、つまり焼肉でいえばカルビですね。他にもスネ肉などを混ぜて使うのですが、肉は全て国産黒毛和牛を使用しています」

それで290円とはなんともリーズナブル。さっそく一つ、いただきましょう。

皮に当たる揚げパン部分は薄くても、もちっとした食感が特徴。さらに、口の中にトロリとあふれ出るのは、奥深い味のカレー。ってアツツ! 大量に作り置きせず、売れ行きを見ながら順次揚げて並べるスタイル。なので、いつも出来立てのものが提供されているのだ。

しかしなんだろう、このカレー。凄く深みのある味で、これまでに食べたことがない感じ。スパイスや香草、野菜を何十種類も使っているとか?

「確かに、8時間煮込むなど手間をかけていますし、オリジナルのスパイスにもこだわってはいます。ただ、それほどの種類を入れているわけではありません。野菜に関しても、玉ねぎ、人参、ニンニク、ショウガのみです。あとは、赤ワインをゼイタクに使うことぐらい。牛の赤身の旨み、脂身の甘さ、コクを最大限味わっていただくために、他の素材はシンプルにしているんです」

元々は西麻布の某有名バーのメニューで出していた名物カレーが始まり。同店オーナーが浅草のこの場所に店舗をもったことから、そのカレーを生かしたメニューを展開しようとカレーパン専門店の開店に至ったという。

平日は300~400個、週末は800個も売れるというこのカレーパンは売り切れ次第終了。閉店時間を待たずになくなることも多いというから、浅草めぐりで小腹が空いたら一番に駆けつけるべし!
(宇都宮雅之)

■東京近郊お持ち帰りスポット第5回

  • たった一人で、繁盛店を切り盛りする店長の乃美さん。忙しすぎて、浅草の街を見て歩く暇もないのだとか…
    イラスト:うぬまいちろう
  • トロリとしたカレーは、とにかく奥深い味。和牛恐るべし!
  • 贅沢にもほどがある!? 使っているのはこんな霜降り肉
  • 伝法院通り、この紫の幟が目印

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト