親の4割弱「他人に我が子を注意して欲しくない」

注意されたくない子供の行為TOP5

2016.01.29 FRI

世論調査


一方、〈注意されたくない〉と答えた人に「最も注意されたくない他人は?」と聞いてみると、1位【面識のない、子どもの友達の親】(14.5%)、2位【通りすがりの中年男性】(11.8%)、3位【店員など、その施設の職員】(11.8%)。【店員】については「その施設に行きづらくなる」(女性・30歳)という意見も 画像提供/ピンクカリビアン / PIXTA(ピクスタ)
電車の中やレストランなどの公の場で、時折見かける行儀の悪い子ども。ひと言注意したくなるときもあるかもしれないが、このご時世、よそ様の子どもを叱ることは思わぬトラブルを招きそうでハードルが高いもの。そこで、小学校低学年以下の子供がいる20~40代の親200人(父親100人、母親100人)に、「自分の子が悪い事をしたとき、他人から注意されてどう思うか」についてアンケート。まずは「自分の子どもが他人から注意されることに抵抗がある?」と聞いてみると、結果は以下の通りとなった(調査協力/アイリサーチ)。

〈自分の子どもが悪い事をしたとき、他人から注意されることに抵抗がある?〉
ある(他人に注意してほしくない) 38.0%
ない(他人に注意されても仕方ない) 62.0%

意外にも「抵抗ナシ」が過半数。約6割の親が、我が子が悪いことをした場合は怒られても仕方ないと考えているようだ。しかし、「注意されても良い」と思える「悪い事」のレベルは人それぞれ。「うちの子、別に悪いことをしていないのに…」と思ってしまう場合には、やはり注意されることに納得できない場合もあるはず。ということで、「注意されることに抵抗ナシ」と答えた124人に、「他人に最も注意されたくない子どもの行為」とその理由についても併せて聞いてみた。

〈最も他人に注意されたくない子どもの行為TOP5〉
(14の選択肢のうちあてはまるもの1つ選択)

1位 泣き止まない (49.2%)
2位 食べ物の好き嫌い (12.9%)
3位 パンツが見えているなど、子どもの服装がその場にふさわしくない (8.1%)
4位 公衆の場で大声で騒ぐ (4.8%)
5位 ゲームのやりすぎ(3.2%)

【1位 泣き止まない】
「怪我をしたり、痛い場所があって泣き止まない場合もある。理由を知らずに怒られるのは納得がいかない」(女性・42歳)
「泣きやまないのはもしかすると体調不良とかかもしれないから」(女性・32歳)
「子供が泣くのは確かにワガママであることも多いし迷惑かもしれないが、大人は寛容であって欲しい」(男性・43歳)
「自分では精一杯子どもを泣き止ませようとしているのに、注意や小言を言われると 駄目な母親と言われている気がして落ち込みます」(女性・41歳)
「子供が泣くのは仕方ない場合もあるので」(男性・39歳)
「注意されることで余計に泣きそうだから」(女性・29歳)

【2位 食べ物の好き嫌い】
「アレルギー体質なので食べさせたくないものもあるし、無理に食べなくてもいいと思うものもあるので、他人に口出しされたくない」(女性・41歳)
「誰にだって好き嫌いはあると思うし、色々試した結果が食べないのであれば仕方がないと思うから」(女性・34歳)
「食物アレルギーの問題などがあるから」(男性・41歳)
「子供のころは好き嫌いがあって当然だから」(男性・46歳)

【3位 パンツが見えているなど、子どもの服装がその場にふさわしくない】
「動いているとすぐに服が乱れたりするので仕方がないから」(女性・39歳)
「まだ子供なので服装は親が選んで着せてあるから、こちらが怒られているようで恥ずかしい」(男性・33歳)
「人に迷惑をかけるものではないから」(男性・44歳)

【4位 公衆の場で大声で騒ぐ】
「普段から(自分でも)子供に言い聞かせていることなので、他人に注意されたら、自分のしつけがきちんとできていなかったと思い悲しくなる」(女性・46歳)
「家庭でも注意してないと思われているよう」(女性・37歳)

【5位 ゲームのやりすぎ】
「やりすぎかどうかは親が決める」(女性・44歳)
「迷惑がかかっていないし、ずっとしているというが、時間の感覚は人それぞれだから」(男性・39歳)

群を抜いて多かったのは「泣き止まない」。筆者も子どもがいるからよく分かるが、どれだけ努力しても子どもが泣き止んでくれないなんてケースは多々ある。開き直るつもりはなくても、2位の「好き嫌い」同様、「注意されてもどうにもならないことには口を出さないでほしい」と考える親は多い。また、「親が責められているような気がして落ち込む」といった声が全体的に多かったように、「基本的には注意されても仕方ない」と考えている親でも、他人からの何気ないひと言に傷ついてしまう…といった場合もあるようだ。

一見「子どものしつけが行き届いていない」と感じても、もしかするとその一瞬では判断できない理由がある可能性もある。ただ、自分自身も子どもの時は人に迷惑をかけたはず…という思いを差し引いても、どうしても見過ごせないときは、くれぐれも伝え方に注意して指摘したいものです。
(有栖川匠)

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