年収700万~800万円未満は「貯蓄力」に難あり…?

高収入の人ほど「節約能力」高い!?

2016.03.05 SAT

世論調査


自分の家計管理能力、点数をつけるならどれくらい? siro46 / PIXTA(ピクスタ)
お金が貯まらない!――そんなビジネスマンの嘆きをよく耳にする。ただ、収入がそこそこでも、そんな嘆きがないかというと、そうでもないような気も…。そこで、年収と家計管理力の関係を探るべく、30代の男性会社員100人にアンケート調査を実施(協力:アイリサーチ)。下記の基準に則って、3つの能力について100点満点で自己評価してもらった。

※採点基準…0点:全く意識しておらず、実践していない。貯蓄もできていない/50点:ある程度実践しているが、成果はイマイチ/100点:完璧に身について実践しており、成果が出て貯蓄が増えている

■年収400万~600万円未満の自己評価(65人)
・貯蓄力…50.15点
・節約力…54.2点
・投資力…28.6点
【平均貯金額】612.6万円(0円…12.3%/1000万円以上…27.6%)

■年収600万~800万円未満の自己評価(22人)
・貯蓄力…47.9点
・節約力…55.0点
・投資力…30.6点
【平均貯金額】958.1万円(0円…13.6%/1000万円以上…45.4%)

■年収800万円以上の自己評価(13人)
・貯蓄力…71.5点
・節約力…66.1点
・投資力…60.0点
【平均貯金額】4107.6万円(0円…0%/1000万円以上…84.6%)

全体的に人数は多くないため、一般論として語りづらいが、こちらの数字をもとにすると、年収と家計管理力の自己評価の関係がみえてくる。

まず「貯蓄力」について。貯金額は収入に応じて上昇しているため、これに応じて上昇する…と思いきや、「年収600~800万円未満」でいったん失速。より細かくみていくと、

・400万円~500万円未満(46人)…47.8点
・500万円~600万円未満(19人)…55.7点
・600万円~700万円未満(10人)…58.5点
・700万円~800万円未満(12人)…39.1点
・800万円~900万円未満(5人)…78.0点
・900万円~1000万円未満(3人)…70.0点
・1000万円以上(5人)…66.0点

という結果。いわずもがな年収が上がるにつれ貯蓄力の評価が高くなるなか、なんと「700万円~800万円未満」が39.1点と極端に低い数字となっている。高収入には違いないが、1000万円プレイヤーを前にして、お金の遣い方が雑になっている? 回答者に点数の理由と聞くと、

「全く貯蓄ができていないから」(35歳/0点/貯金0円)
「やる気低い」(34歳/30点/1050万円)
「ついつい無駄遣いをしてしまうから」(31歳/50点/貯金2200万円)

といった声が寄せられた。ご覧のとおり、貯金がまったくない…という場合でなくとも、貯金の意識が希薄な人が多いのかもしれない。

次に「節約力」。こちらは年収が上がるほどに自己評価も微増している。一般的に、収入が少ないほど、「節約しなきゃ!」という意識があるが、逆転現象が起きている。年収800万円以上の人は点数の理由として、

「これ以上は無理なほどできている」(35歳/100点/貯金3000万円)
「無駄遣いしないから」(37歳/80点/貯金5000万円)

などの回答。稼ぎもよく、節約もできればそれはお金は貯まるわけである。

そして最後に「投資力」だが、元手がなければ投資もできぬ…ということ。「年収400万~600万円未満」の28.6点から収入が上がるほどに増加、「年収800万円以上」は60.0点となっている。

収入別でみてきた今回の調査。全体を通すと、「年収800万円以上だと、家計管理能力の高い人が多い」という結果と考えてよいだろう。とはいえ、“お金があるから能力が高い”のか、“能力が高いからお金がある”のか…“鶏と卵”の話になってしまうかもしれないが。
(千川 武)

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