腸内細菌の有無によって変わるらしい

「大豆を食べると女性らしくなる」の真偽

2016.04.28 THU

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大豆製品がたくさん使われている、昔ながらの日本食。日本以外のアジアの国々でも大豆製品の摂取量は多く、欧米諸国よりエクオール産生菌を持っている人の割合が多いそうです
画像提供/すなべしょう / PIXTA(ピクスタ)
“美のホルモン”などとも言われる女性ホルモンの1つエストロゲン。「大豆を食べると女性らしい体つきになる」なんて話はよく耳にしますが、頻繁にお豆腐を食べているのにあまり実感が湧かない…。池下レディースクリニック吉祥寺の産婦人科医・疋田裕美医師に真相を聞きました。

「大豆に含まれている大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た働きをすることが知られています。しかし、大豆製品をたくさん食べただけで、見た目にもわかる変化が起こるとは限りません。また、大豆イソフラボンが作用するかどうかは、人によっても違いがあることがわかっています」

大豆イソフラボンの中でもダイゼインという種類のイソフラボンは、腸内でエクオールという物質に分解されてから吸収されます。そのエクオールがエストロゲンと似た働きをすることがわかっています。ただし、腸内で大豆イソフラボンをエクオールに分解できる「エクオール産生菌」を、持っている人と持っていない人がいるのだとか。

「世界的に見て、日本人はエクオール産生菌を持っている人の割合が高く、50%くらいの人が持っていると言われています。しかし、食生活の欧米化が影響しているのか、若い女性では20%とも言われているのです」

では、このエクオール産生菌を持っている人にはどんな特徴があるのでしょうか? また、エクオール産生菌を腸内に増やすことはできるのでしょうか?

「大豆製品を多く食べる人はエクオール産生菌を持っている割合が高いのですが、大豆製品を食べればエクオール産生菌を増やせるかどうかは、まだわかっていません」

自分がエクオール産生菌を持っているかどうかは、尿検査によって調べることができるそう。最近は郵送で受け付けてくれるサービスもあるとか。

また、エクオールを直接摂取できるサプリメントも発売されているそうですが、今のところ、このサプリメントが効果的なのは更年期を迎えた女性。更年期に女性ホルモンの影響によって起こる様々な症状を緩和してくれるのに効果があることがわかっているそうです。

大豆を食べたからといって、すぐに女性ホルモンが活性化するわけではありませんが、今後も健康的でバランスの取れた食生活を送ることを心がけたいですね。

(相馬由子)

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