妊娠により子宮が広がったことで楽になることも

出産後は生理痛が軽くなるって本当?

2016.05.12 THU

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毎月生理痛に悩んでいる女性にとっては、出産後に生理が軽くなる可能性があるというのは嬉しい話ですね。 画像提供/Taka / PIXTA(ピクスタ)
「出産を経験したら生理痛が軽くなった」。そんな話を出産経験者から聞いたことはないですか? 毎月重い生理痛に苦しんでいる人なら、本当なのか気になるところです。妊娠中にホルモンバランスが変化するからでしょうか。そこで、池下レディースクリニック吉祥寺の産婦人科医・疋田裕美医師に聞いてみました。

「出産を経験すると生理痛が軽くなる人が多いというのは本当で、理由はいくつか考えられます。出産前後で起こる女性の身体の変化として大きいのは、赤ちゃんがいたために子宮の筋肉が大きく引き伸ばされるということ。生理痛のひどい女性の場合、生理の時の子宮の収縮によって痙攣のような痛みを感じますが、一度子宮が大きく引き伸ばされると、妊娠前よりも楽に収縮できるようになるのではないかと考えられます。また、もうひとつの変化は、経腟分娩の方の場合は子宮口が広がるということです」

出産を経験していない女性の場合、子宮口が狭いため、子宮が収縮してもなかなか経血が外に出ず、痛みを強く感じることがあるそう。しかし、一度出産を経験して子宮口が広くなっていると、スムーズに経血が外に出るようになるため生理痛が軽くなったと感じられるのではないか、とのこと。

ただし、帝王切開で出産した場合には、子宮口は出産前と同じ狭いままだそうです。

ところで、産後はPMS(月経前症候群)の精神的な症状が重くなるという噂もありますが、こちらは女性ホルモンと関係しているのでしょうか?

「妊娠出産後に、PMSの精神的な症状が重くなるというのは、女性ホルモンの影響ではなく、ストレスが関係していると思います。子育てが始まり、環境が変化することで普段よりもストレスを感じてしまい、症状が重くなっているのではないでしょうか」

PMSの症状がつらい場合には、産婦人科で相談し、低用量ピルや漢方薬を処方してもらうとよいそうです。

出産後は子育てで忙しく、自分の体調管理にまで気持ちが向かないもの。でも時には自分の体の声に耳を傾けてみては?

(相馬由子)

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