40代のアク抜きダイエットテク

ビールは危険!? 飲酒前後の「おなかケア」

2016.07.14 THU


ビジネス絡みでも何かと飲む機会の多い40代。酒を飲んだ翌日に決まっておなかを壊すという人も少なくはないだろう。はたしてこの現象は年齢と共に顕著になっていくのだろうか? 飲んだ翌日におなかを壊す原因と予防法について識者に聞いた。

■■今回のアドバイザー
鳥居 明さん

鳥居内科クリニック院長。神奈川県立厚木病院医長、東京慈恵会医科大学附属病院診療医長、東京慈恵会医科大学助教授を経て、鳥居内科クリニックを開設。現在、東京慈恵会医科大学第三病院非常勤診療医長を兼任。日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医。

■年齢に関わらずお酒の飲み過ぎはおなかの毒。特にビールには注意すべき

鳥居さん「飲酒による翌日の下痢は、加齢とは関係ありません。飲酒翌日の下痢は、お酒自体が腸を刺激して起こるもの。若い人でもそうなる方はいるので、年齢とともに下痢をしやすくなるということはありません。

水物なので量をたくさん飲めば、どんなお酒でもおなかを壊すのは当たり前ですが、もっとも腸への刺激が強いという点で注意したいのはビールでしょう。アルコールそのものにくわえ、冷たいものをたくさん飲むだけでも腸は刺激されますが、ビールの場合、そこに炭酸とビール酵母も加わります。これらはすべて腸を刺激するため、翌日下痢になりやすいのです。

飲んだ翌日、下痢を引き起こすもうひとつの原因は、お酒と一緒に、遅い時間に食べるおつまみです。酒のおつまみは脂ものが多いですから、おなかを壊す原因になりやすいのです。締めのラーメンなどは要注意といえるでしょう」

■大切なのは適量&ゆっくり飲むこと。おなかを壊したら水分補給を欠かさずに

鳥居さん「飲む上での対策としては、飲む量をできるだけ減らす、そして、なるべくゆっくり飲むこと。その上で、脂ものの摂取を少し減らすというのが王道です。飲む前にヨーグルトを食べておくと下痢になりにくいという人もいるようですが、誰にでも効果があるというわけではありません。ヨーグルトには腸内細菌層を正常に保つ働きがありますが、腸内細菌は人それぞれ違いますから、場合によっては逆効果になることもあるでしょう。

もし翌日、下痢になってしまった場合は、十分に水分を摂ること。下痢で、いちばん心配なのは脱水症状。腸液は生理食塩水と同じような成分ですから、カリウムや塩分がどんどん失われ、脱水症状に陥りがちになります。

それを補うには、ポカリスエットなどのスポーツ飲料水が最適。急性アルコール中毒のときに与えられる点滴と同じくらいの効果があります。下痢がひどく調子が悪いときは、とにかく水分を補ってください。よく下痢している人は『水分を摂ると、よけいに悪化する』と思って水分を我慢しがちですが、それは逆。出る便のほうが多くなると脱水症状になってしまいますから。

また下痢になってしまった場合の食べ物ですが、ひどい下痢であれば、お粥やスープ、素うどんなど、消化の良いものを摂ってください。腸への刺激でいえば、そばよりは、うどんの方がベター。それ以外では、トーストと紅茶などもよいでしょう。コーヒーは、その中に含まれるタンニンなどの成分が胃や腸の動きを良くし過ぎてしまうので避けたほうが無難。お茶なら、番茶や麦茶がオススメです。黒烏龍茶やプーアル茶は腸の動きを良くしてしまいますから、避けた方がいいですね」

■最後にアドバイザーからひと言

「飲む前に消化酵素剤の入った胃腸薬や整腸剤を飲むという手もありますが、これは実際には裏技ですし、お酒を飲むために薬を飲むというのは、本来的にはオススメできません」

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト