心許す友だちがいない社会人の75%が「寂しくない」

大人の6割以上、「本音で話せる“心友”いない」

2016.08.30 TUE

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週末くらいしかプライベートで人と会う機会がない社会人にとって、友達がいない状態はある意味“普通”。寂しいと思うタイミングもあまりないのかも
写真:msv / PIXTA(ピクスタ)
学生時代に比べて友だちと過ごす時間が減ってしまうのは、多忙な社会人にとって仕方のないこと。年を重ねるごとに新たに友だちを作るのも難しくなるが、大人になっても「心の友」と呼べるような親しい友だちがいる人はどれくらいいるのだろう? 20~30代の男女400人(各200人)に「友情」に関するアンケート調査を行った(R25調べ/協力:アイリサーチ)。

〈10年以上付き合いが続いている友だちはいる?〉


・いる 79.0%
・いない 21.0%

まずは「長い付き合いの友だち」の有無から。8割近くが「10年来の友だちがいる」と回答。しかし、友情の長さと深さはイコールではないこともある。続いて友情の深さについての質問をしてみると…。

〈腹を割って話ができる友だちはいる?〉


・いる 39.0%
・いない 61.0%

「いない」が6割以上と多数派。本音でぶつかり合うよりも、穏やかな友情を続かせているケースの方が多いのかも。しかし、長い付き合いの友だちや、本音を言い合える友だちがいないことを寂しく思う時はないのだろうか? 「長年続く友だちはいない」もしくは「腹を割って話ができる友だちはいない」と回答した259人(男性140人・女性119人)に、その心情について聞いてみた。

〈長年続く友だちがいない、または腹を割って話ができる友だちがいないことに寂しさは感じる?〉


・寂しい 25.0%
・寂しくない 75.0%

意外にも、「寂しい」と答えた人は少なめ。遊び友だちがいれば満足という人も多いのかも。少数派ではあるが、「寂しい」と感じている人たちにその理由を聞いてみると、

「一人くらいいたほうが人生は楽しくなると思うから」(25歳・男性)
「自分の気付かない部分で人に好かれない要素があるのかと困惑する」(38歳・男性)
「仕事やプライベートで困ったときにすぐに相談できる相手がいないこと」(28歳・女性)
「深い話ができなくて寂しい」(26歳・女性)

といった声が寄せられた。

なお、長い期間友人関係が続いたり、腹を割って話す友だちがいなかったりするのは、様々な要因がある様子。

【環境的に友情が続かなかった】
「転校や引っ越しが多かった」(31歳・男性)
「結婚して付き合いが減少したから」(35歳・男性)
「進学によって考え方や価値観が変わってしまい、自分とは合わなくなったから」(21歳・女性)

【深い付き合いをする自信がない】
「自分に魅力がないから」(34歳・男性)
「嫌われたくない気持ちがあるから」(31歳・男性)
「あんまり深い付き合いをして、傷つけられるのも傷つけてしまうのも嫌なので」(29歳・女性)
「関係が悪くなってしまわないかと思い、ある程度セーブして話してしまっている」(35歳・男性)

【性格が友達作りに向かない】
「マメでない」(25歳・男性)
「コミュニケーションが苦手」(30歳・女性)
「めんどうくさいから」(37歳・女性)
「相手が離れてくなら『はいさよなら』とアッサリしてるから」(31歳・男性)
「自分自身どこか冷めている部分があるから。弱みを誰かに見せるのは嫌なので」(34歳・男性)

【そもそも親しい友人がほしくない】
「腹を割らなくても付き合いが続けば良いと思う」(27歳・女性)
「人と関わりたいと思っていないから」(37歳・女性)
「全てをさらけ出す必要がないから」(36歳・男性)
「そもそも人に腹を割って話したいと思わない」(33歳・男性)

なかでも特に多かったのが、「“心友”はいらない」という意見。どうやら、ドライな付き合いを求めている人は多いようだ。

ちょっと寂しい気もするけれど、「心友」がいない状態は大人にとって珍しいことではなさそう。大人に必要なのは心を許せる友だちよりも、1人でもやっていける強い自立心…なのかもしれません!

(有栖川匠)

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