40代のアク抜きダイエットテク

糖をゆっくり吸収する「スローカロリーダイエット」で無理なく痩せる

2016.12.16 FRI


糖質をなるべく取らないようにする糖質制限ダイエットが定着して久しいが、やはり糖質は体にとって必要な栄養素であるという声も根強い。そこで注目を集め始めているのが、糖の量ではなく質に注目した「スローカロリーダイエット」。消化吸収速度の遅い糖質を摂ることで、太りにくい体をキープできるのだとか。そんな「スローカロリーダイエット」の詳しい内容について、「スローカロリープロジェクト」の専門家に教えてもらう。

■■今回のアドバイザー
スローカロリー 研究者
宮坂 清昭


京都大学農学部、京都大学大学院農学研究科で学んだ後、三井製糖株式会社商品開発部入社。甘味料「パラチノース」に関する研究開発を通じ、スローカロリーについての知識啓発を行っている。


■太らない秘訣は「ゆっくり消化」することだった

宮坂さん「糖質は小腸で消化された後、ブドウ糖に変化して全身の細胞に供給されます。しかし、急激に体内に糖質が入ってくると、血中のブドウ糖が大量にある『食後高血糖』の状態に。この状態は血管が傷つきやすく好ましくないため、体はインスリンを分泌し、糖質を体内の脂肪細胞の中に貯めこんで『食後高血糖』の状態を避けようとします。このようなサイクルが日常的に続くと、肥満や生活習慣病をはじめとした様々な病気を招いてしまうこともあるんです。

そこで近年注目されているのが、消化吸収に時間をかける『スローカロリー』ダイエット。スローカロリーの食べ方を実践すると、体内にゆるやかに糖質が供給されるため食後高血糖が生じにくくなり、長時間にわたり満腹感を得やすくなります」


■消化吸収速度が遅いスローカロリーな食品とは?

では実際、どんな食べ物がスローカロリーに適しているのだろう?

宮坂さん「スローカロリーダイエットの基本は、消化吸収が早い食べ物はなるべく避け、消化吸収が遅い食べ物を摂るようにする事。食べ物を糖質やカロリーの“質”に配慮して選ぶ視点を持ち、食べ物の消化速度がゆっくりになるような食生活を心がけるようにしてみてください。

ファーストフード、食物繊維が少なすぎる食品、白米、白パンなどは消化吸収が速く、血糖値を急激に上げてしまいます。スローカロリーダイエット中は消化吸収がゆっくりな、玄米菜食、五穀米おにぎり、食物繊維を適量含む食品、全粒粉パンなどを摂るように心がけましょう。

時間をかけて食べるように気を付けたり、野菜から食べる『ベジファースト』も、スローカロリーな効果があります。忙しくてなかなか実践する余裕が無いという方は、ブドウ糖、砂糖、果糖のみを使用した食品では無く、ゆっくり消化吸収される糖質『パラチノース』が含まれるスローカロリー食品を活用するのも良いでしょう。パラチノースには、満腹ホルモンとして知られる『GLP-1』の分泌を促したり、他の糖質の消化吸収をゆっくりにする効果があります」


■スローカロリーだからといって食べ過ぎは禁物

宮坂さん「お金や手間をかける必要のないスローカロリーダイエットは、なかなかダイエットが続けられない方にピッタリ。血糖値を気にされている方、早食いしがちな方、つい間食をしすぎてしまう方にもオススメです。しかし、『ゆっくり吸収すればどれだけ食べても大丈夫』というわけではありません。消化速度が遅い食べ物でも、摂取カロリーが過多になったり栄養バランスが崩れたりしないよう気を付けてください」


■最後にアドバイザーからひと言

「多忙な40代は食事も慌ただしくなりがち。健康を保つにもゆっくり栄養を摂取するスローカロリーを日頃から心がけましょう」


記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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