妊娠中に起こりやすいのは「理由なき気分の落ち込み」

ママの6割が「マタニティハイ/ブルー」経験…原因は?

2017.03.10 FRI

データで読み解く ぶっちゃけ世論調査 > 世論調査

【エコー写真やマタニティーフォトなどをSNSにアップした】(9.4%)、【読めない名前や変わった名前ばかり考えた】(4.7%)という人も
写真:freeangle / PIXTA(ピクスタ)
体調の変化や出産・育児への不安のせいか、妊娠中から産後にかけて、女性の心身は不安定だ。いわゆる「マタニティハイ」や「マタニティブルー」の状態の妻を見て、その変化に戸惑う男性もいるかも。そこで、妊娠中の妻にはどんな変化が起こりやすいのか、出産経験のある20~30代女性200人にアンケートを行った(R25調べ/協力:アイリサーチ)。

〈Q.妊娠中、「マタニティハイ」や「マタニティブルー」を経験した?〉

・どちらも経験した 24.5%
・マタニティハイのみ経験した 6.0%
・マタニティブルーのみ経験した 33.5%
・どちらも経験せず、妊娠前と同じ精神状態だった 36.0%

妊娠前と変わりなかった女性は36%。6割以上の女性が、妊娠中は普段とは違う精神状態だったという。特に、「マタニティブルー」の経験者は多く、半数を超える。妊娠中の女性の気分は沈みがちになるようだ。

では、具体的にどんな行動・気持ちになったのだろうか。マタニティハイまたはマタニティブルーを経験した128人を対象に、「振り返るとちょっと反省…」「今思うとそこまで悩む必要がなかったかも」と思った行動・気持ちについて聞いてみた。

【妊娠中に経験した、心・行動の変化TOP10 ※複数回答】

1位 わけもなく悲しくなってふさぎ込んだ 55.5%
2位 とにかくイライラして夫や周囲の人に当たった 48.4%
3位 話題が妊娠や赤ちゃんに関するものばかりになった 45.3%
4位 食べ物に対して神経質になった 37.5%
5位 いいお母さんになれる自信がなく、産んだ後のことばかり心配した 35.9%
6位 胎児の発育状態が気になり、ネット検索中毒になった 35.2%
7位 家事や仕事が手に付かなくなった 32.8%
8位 「妊婦なのだから優遇して」などワガママになった 21.1%
8位 赤ちゃんグッズを大量に購入した 21.1%
10位 誰彼構わず妊娠アピールをした 11.7%

半数以上が経験したのは【わけもなく悲しくなってふさぎ込んだ】。一方で、10位【誰彼構わず妊娠アピールをした】など、浮かれ気味な心の変化もランクイン。それぞれ、当時の心境や具体的なエピソードについても教えてもらった。

【1位 わけもなく悲しくなってふさぎ込んだ】
「他の旦那さんが奥さんに優しくしているところを見ると、『うちの旦那はそういうの全くないからいいなぁ』と思い悲しくなった」(26歳)
「出産後の生活が不安になり、毎日泣いてばかりだった。家族や友人の励ましで元気になっていった」(32歳)
「突然涙が出て死んでしまいたいと思った。誰にもいえなかったのでつらかった」(34歳)
「普段なら言われてもがまん出来るようなことが、出来なかった」(37歳)

【2位 とにかくイライラして夫や周囲の人に当たった】
「ちょっとした夫の一言に対して怒って責めてしまった。そして後で後悔して泣いた。そうしたことの繰り返しだった。今思えば、完全にマタニティブルーだったと思う」(27歳)
「自分の仕事をセーブしていくのが辛かった。今まで働いていた分、家にいて暇をもて余してしまい色んな事を考えて、生活リズムが変わらない旦那に『なんで私だけが犠牲になるの?』とイライラをぶつけてしまった」(28歳)
「妊婦なのに仕事、家事を今までと変わらない量をこなして、なぜ手伝ってくれないのか腹が立った」(33歳)

【3位 話題が妊娠や赤ちゃんに関するものばかりになった】
「子供がいない友人と会う時も子供の話をしてしまいがちだったのでもっと遠慮すべきだったと反省しています」(27歳)
「性別どっちかなぁや顔は誰似かなぁと相手にとってはどうでもいいのに毎日同じ話をしていた。はじめは聞いてくれたが段々素っ気ない反応になり悲しかった」(33歳)

【4位 食べ物に対して神経質になった】
「初めての妊娠で、かなり神経質に食べ物を選んでいたが、主治医と相談して、そこまでストイックになる必要はないことを教えてもらった」(31歳)
「つわりがひどく匂いもダメだったし、栄養をとって赤ちゃんにあげないといけないから、何が食べられて何がダメなのか(悩んだ)」(34歳)

【5位 いいお母さんになれる自信がなく、産んだ後のことばかり心配した】
「特に二人目妊娠中の方が2人を子育てできるか不安になった」(35歳)
「自分たちにちゃんと育てられるのか、とても心配だった。産んだあとも、大変なことをしてしまったと、落ち込んだ。いま思えば、マタニティブルーだったんだと思う」(39歳)

【6位 胎児の発育状態が気になり、ネット検索中毒になった】
「ネットで発育のことを調べすぎた。考えたからといって正常に育つわけではないので考えても無駄だった」(30歳)

【7位 家事や仕事が手に付かなくなった】
「つわりが長期間すぎてネガティヴになりやる気がなくなってしまった」(34歳)

【8位 「妊婦なのだから優遇して」などワガママになった】
「仕事内容の見直しとか、電車では必ず座りたいとか」(32歳)

【8位 赤ちゃんグッズを大量に購入した】
「使わなかった物もあったから、すぐ使わないものは産んでから買った方が良かったかなと思った」(33歳)

【10位 誰彼構わず妊娠アピールをした】
「子供に興味がない、子供をほしくない友達に毎月会うたびに妊娠アピールや状況報告した。ちょっと悪いことしたかなと」(35歳)

振り回される夫も大変かもしれないが、揺れ動く気持ちにいちばん戸惑っているのは他ならぬ妻本人のはず。多くの女性から寄せられた「夫の無理解が悲しかった」という意見を忘れずに、妻の妊娠中は優しく頼れる夫でいたい。
(有栖川匠)

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