じつはすごいぞ、日本のウイスキー

サントリー「響30年」が世界大会で最高賞に!

2004.10.29 FRI

あなたが抱くウイスキーのイメージとはどんなものだろうか。オヤジくさい? とっつきにくい? ウイスキーとは、簡単に言えば「麦やトウモロコシなどの穀類からつくられた蒸溜酒を、木の樽で熟成させたもの」。そして、ここ最近の国内ウイスキー市場は苦戦、03年の市場規模は99年と比べて3割ほど縮小している。しかし、そこに飛び込んできたニュースがこれ。

今年9月にイギリスで開催された、世界に名だたる酒類コンテスト「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2004」で最高賞に輝いたのは、なんと国産ウイスキーのサントリー『響30年』(日本初)。その製造工程で繊細な技術を問われるウイスキーは、いわばひとつの芸術作品。ブレンダーと呼ばれる職人の舌や鼻、そしてセンスも重要な要素だ。「海外にはない大胆な製造手法や樽を用いています」(サントリー広報部)というように、日本のメーカーは歴史が浅い分、多彩なモルト原酒の造り分けを研究し続けてきたようだ。

また昨年、東京・銀座に「日比谷Bar WHISKY‐S」という、日本では珍しい“ウイスキー専門バー”がオープンした。若い世代がカジュアルにウイスキーの美味しさを学べる場を、というコンセプトだという。「お客さんは20代から30代が中心。そのほとんどが初心者の方ですが、原酒をブレンドして好みの味を追求するうちに、だんだんとハマっていくようです。毎月開催している勉強会に参加する方も増えていますね」(店長・長谷川さん)。意外なことに客層の男女比は半々とのこと。

取材時に、噂の『響30年』をストレートで1杯いただいたが、飲み干した後もグラスに残る香りを楽しみたい…、本気でそんな気持ちにさせてくれる罪なヤツだった。同店では、カクテルのように「こんな気分の1杯を」という“オーダーメイド”ブレンドにも応じてくれる。地酒や焼酎に続けとばかりに、ウイスキーブームは果たしてやってくるのだろうか。

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