菓子パン界のプリンセス

いつまで続く?メロンパン人気の最新事情

2004.12.22 WED

メロンパンが人気だ。試しにGoogleで菓子パンの名前を検索してみてほしい。ヒット件数はクリームパン、アンパン、カレーパンら、並みいる強敵を押さえてメロンパンが圧勝。愛情あふれる研究サイトもいくつかあり、女優の国仲涼子さん、作家の五木寛之さん(意外!)など著名人のファンも多い。

ブーム自体は90年代半ばから連綿と続いているが、とくに最近は、関西を中心に移動式ワゴン車での販売スタイルが好調だ。その一つがパブラッタの「富良野メロンパン」。焼きたての香りに誘われるかのように、昼や夕方などのピーク時には長い行列ができる。現在、31台の加盟車で月間1億円近くを売り上げるという。

また、コンビニでもメロンパンは常に人気の上位を占める。なかでもデイリーヤマザキは、00年末より一部の店舗(171店)で店内に工房を置き、焼きたてのパンなどを提供する「デイリーホット」コーナーを設置した。「今年の春頃から、メロンパンがダントツの売れ行き1位をキープしています」(広報担当・須田将勝さん)

一方、そんな「焼きたて神話」を覆したのが、新宿高野の「マスクメロンパン」(一日限定300個)。マスクメロンの果肉をパン生地で包み込んだ逸品だ。「“フルーツの高野”というイメージに合ったものを、ということで02年に販売を開始しました。口コミで評判が広がり、1年ほど前からは毎日焼き上がりとともに完売。デザート感覚で冷やしても美味しんですよ」(製造部ブレッド課・吉田義秀さん)

ところで、メロンパンの発祥や来歴は他の食品と比べてはっきりとしない。数々の文献に当たり、たび重なる実地調査を繰り返して書かれた研究本、『メロンパンの真実』著者の東嶋和子さんは言う。「メロンパンには、アンパンの木村屋、クリームパンの中村屋といった本家本元がありません。味や形、中身などのバリエーションも豊富で、時代とともに進化し続けるパンだといえますね」

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