発泡酒人気が再浮上?

5月1日の酒税法改定で今後のお酒市場はどうなる?

2006.05.18 THU

5月1日からついに酒税法改定!ビールに発泡酒、第3の生の価格差が縮まり、今後の状況はどうなるのかが注目されている。

そもそも酒税とは、お酒にかかる税金。アルコール分1度以上の飲料を、原料や製造方法で分類し、各税率を定めたもので、今回の酒税法改定は、10種類に大別されていた酒類を4分類に簡素化し、税率格差を縮小するもの。94年に登場した発泡酒は、ビールに比べて税金が安く、味覚と価格のバランスがよいため、多くの人気を集めたが、96年と03年に2度増税。最近はビール風味だが、原材料に豆類を使うなどして税負担を抑えた新ジャンル「第3の生」の人気が高騰。今度はこちらが狙われ、値段が上がってしまったわけだ。

ちなみに、ビールと発泡酒の違いは麦芽比率。ビールは67%以上で、未満が発泡酒となる。さらに麦芽の含有率によって税率もいくつかにわかれるため、市場に出回っているのは、課税率が低い麦芽比率25%未満のもの。発売当初はビールとの味覚の違いが大きかったが、その後改良が重ねられ、味もビールの味覚に近くなり、ブームにつながった。しかし、その後の第3の生の登場で、再び存在が見直されている。ビールより安いながらも、第3の生では味わえない、麦芽のうまみが求められているのだ。

たとえば、5月17日に発売されたサッポロビールの『雫[生]』。麦汁ろ過時間を長めにとることで、麦芽のうまみだけを丁寧に抽出する「スローメイド製法」を使用。低価格を維持しつつも“言われなかったらビールと間違う”とウワサされる美味しさをウリにしている。

『雫[生]』の開発者、サッポロビールの嶋田康太郎さんは「品質に徹底的にこだわり、麦芽のコクとうまみを追求しています」とあくまで味の本質に迫ったと語る。また「物事の本質を見極められる層に向けたアプローチです」とも。発泡酒の売り上げはこの酒税改定で、20数%は回復する見込みだが。さてどうなるか!?

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