成人ではエビ・カニが多いらしい…

現代人に増えているといわれる食物アレルギーってどんなもの?

2008.02.14 THU



撮影/新井鏡子
食物アレルギーのニュースを見るたび、自分も持っていないかドキドキしません? 先日、大豆ばかり食べていたら、目鼻が痒くなったんですけど~! 用賀アレルギークリニック院長の永倉俊和先生、これ大丈夫ですか!?

「そうですね…、食物アレルギーの代表的な症状は、アトピーや喘息、蕁麻疹など。まず、一度反応が出ただけではアレルギーかどうかもわかりません。その食品を食べて毎回同じ症状が出るようなら、専門医に相談してください」

アレルギーの原因は、アレルゲンとなる物質。食物では牛乳、卵、大豆がアレルゲンとなることが多い。それを診断するのはやはり、血液検査でしょうか?

「食物アレルギーの場合は、まずしっかり問診して、場合によっては食物日記をつけてもらう。食べたものを毎日書き出し、その横に症状をつけていきます。8週間は様子を見て、専門医が因果関係のありそうなものを判断するんです」(同)

8週間って…長いですね。

「食物アレルギーは、それだけ複雑な病気なのです。卵アレルギーを疑った人を例にとると、皮膚テストで87%、血液検査で84%の陽性結果がでます。ところが、卵を少量摂取する負荷試験になると63%まで減少。つまり、卵のアレルゲンを持ちながら、約20%の人は卵を食べてもアレルギー症状が出ないということなのです。心理的にも肉体的にも大きな負担になる食事制限は、医者の診断なしに自分で勝手に行ってはいけません」(同)

では、アレルギーにならないために、自分でできることはあるのでしょうか?

「アレルギーの原因は多種多様。まだわからないことも多いのです。普段から健康的な生活を心がけるしかありません」(同)

厚生労働省(05年発表)によると、成人で一番多いのはエビやカニなど。現在検査ができるアレルゲンだけでも、食物は80種類にも上るという。不安に思ったら病院に行った方がいいかも。


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