なじみのバーで1杯…ってカッコいい!?

客が持ち寄ったのが始まり!?ボトルキープの起源とは?

2008.06.05 THU



写真提供/鷹野晃/アフロ
ボトルキープしたウイスキーを、バーで独り嗜むって、男なら憧れるはず。がしかし、僕らには少しハードルが高い感じがする。ボトルキープは店でボトルを1本購入し、余ったらそれを保管してもらうシステムだが、常連になるならグラスで頼むよりも安上がりだ。でもこのしくみ、いつできたの?

その歴史をたどると、1957年までさかのぼる。大阪・梅田の洋酒喫茶「BEBE」(現・大和実業)が世界初のボトルキープ制を導入したのだ。当時のボトルキープは今のスタイルとは若干異なる。高級品だったウイスキーは装飾品扱いされることが多く、あまり家庭では飲まれていなかった。そんなウイスキーを客が持ち寄り、店に保管してもらって好きなときに飲むという感じだったそうだ。その後、初の国産ウイスキーを販売したサントリーがトリスバーを展開して、ウイスキー人気が高まり、ボトルキープが一般的に普及する足がかりとなった。

「当時は氷がなかった頃で、ストレートやソーダ割りのハイボールで飲まれていました。高度経済成長後はどんな食事にも合って飲みやすい水割りが主流になり、弊社は1970年頃からウイスキーをキープして、お寿司や割烹などの和食と一緒に嗜むことを勧めるキャンペーンを展開したんです。それまではバー以外の酒場ではウイスキーを愉しめなかったんですよ。そこからボトルキープの習慣が急激に広がったようです」(サントリー広報部)

キープすることで店側は常連客の確保ができるし、客側はバー以外でもリーズナブルに、自分のペースでウイスキーを愉しめるようになり、一気にボトルキープの習慣が定着したわけか。それにどこかにキープしておけば、「あそこの店、オレのボトルが1本入ってるから」なんて自慢もできるし、オトナの男な感じでカッコいい!最近は焼酎をキープする人が多いようだが、小粋なバーに通いつめて、ちょっとダンディに、ウイスキーでボトルキープデビューしてみる?


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