男27歳・結婚ってどうよ?

第1回 結婚相手とはどこで出会えるのか?

2008.11.17 MON

男27歳・結婚ってどうよ?


イラスト/後藤亮平(BLOCKBUSTER) 結婚相手との出会いが胸を張って発表できるようなものではない場合、こんな“美しい表現”を教えてくれる講座があると便利なんですけどね…

男女の出会いはいまどうなっているの?



友人の結婚式などに出席した際、式中に発表される馴れ初めで多いのは、学生時代のつながりや職場の同僚なんてパターン。

実際、結婚総合情報誌『ゼクシィ』が2008年に行ったトレンド調査によると、首都圏における「出会いのきっかけ」のトップ3は、「友人・知人の紹介(24.3%)」「会社の同僚(18.3%)」「学生時代の同級生(11.0%)」の順に続きます。

ただ、結婚式で「新郎新婦は、共通の友人を通してお知り合いになり」なんてスピーチが聞こえてきた瞬間、「とかいいつつ、合コンじゃね?」なんてうがった解釈をしてしまうので、「友人・知人の紹介」は少なからず今どきの出会いも含まれているかもしれません。とはいえ、トップ3のような身近な出会いは、全体の半数以上を占めています。

ということは、逆に考えると、トップ3をきっかけとした出会いの環境にない人は、結婚が遠のいているといえなくもないわけですよ。はい、冷静に語っていますが、かくいう僕もまさにこの状態。最近は友だちからの紹介も全然ないし、職場も男ばかりで正直ヤバい。もしかして、このまま出会いは激減する一方だったりして?

昨今、積極的に結婚活動(通称:婚活)をする人が増えてきたという実情を浮き彫りにした話題の書『「婚活」時代』の著者である中央大学文学部の山田昌弘教授に、イマドキの男女の出会いについて話を聞いてみました。

「一般的に年齢を重ねるごとに出会いが減るといわれがちですが、実際は異性に出会っていても相手に発展的な出会いと感じられていないため、いわゆる出会いが減っていると感じる方が多いのだと思います。現代は女性の社会進出や全体的なライフスタイルの多様化により、昔のように男性を経済力メインで判断する時代ではなくなってきました。それだけ交際の形態が多様化してきたという現状があり、ルックス重視からコミュニケーションの相性など、異性に求める魅力が広がりつつあるわけです。ただ、男性側がまだその変化への対応が鈍く、女性に比べ自分磨きを怠りがちなため、男女間の魅力の格差が発生し、交際に進まなくなってきているのです」

なるほど。女性の目がキビしくなってきているいま、僕も男を磨かないとチャンスを逃してしまうのかも!? でも、男女のマッチングが進んでないってことは、出会いの場はどんどん縮小しているってことですか?

「そう思われがちですが、実はその逆で、こうした男女のすれ違いをビジネスチャンスとしてとらえる動きは活発化しています。特に『合コンセッティングサイト』やお見合いをビジネス化した『結婚情報サービス』などのウェブを中心としたサービスは、顕著な伸びを示しています」

世界最大規模のインターネット・マッチサイト「match.com」によると、アメリカでは結婚したカップルの12%は「ネットでの出会い」だとか。一方、日本でもネットの出会いは徐々に浸透しつつあり、特に近年成長が著しい結婚情報サービスの市場は600億円規模にまで拡大しているそうです。

男女間の魅力の格差が開きつつある一方、ビジネスとしての出会いの場は増えつつある、と。この流れ自体がすれ違い気味では? という印象もありますが、結婚を意識した「出会いとは」受動的なものではなく、より積極的に引き寄せるものになってきたのかもしれません。
写真提供/GREEN シングルス・バー「GREEN」で行われたカップリングパーティーの光景。男女それぞれ20名ずつの計40名が集合した。ここから何組のカップルが成立したのか…

いま結婚に一番近い場所!? 「婚活バー」に潜入



女性が男性を接待する文化のない欧米には、日本のキャバクラのようなお店はなく、独身者は「シングルス・バー」で異性と会話を楽しむのが一般的なんだそうです。そのシングルス・バーが最近、日本でもリアルな出会いの場として注目されているんだとか。

2008年3月に六本木にオープンしたシングルス・バー「GREEN」は、出会いを求める婚活(結婚活動)者が集合し、婚活バーとして話題になっています。いったいどういうお店なのか、同店エグゼクティブマネージャーの本多有太さんに聞いてみました。

「当店は、独身者にリアルな出会いを提供する場としてオープンしたシングルス・バーです。しかし昨今、結婚に対して積極的な活動をする婚活者がクローズアップされていくなかで、婚活ができるバーとして注目されることが増えてきました。個人的には、ネットなどの出会いが増える一方、最初から面と向かってつながるリアルな出会いを求める結婚志望者も多く、そのような方たちが婚活バーとして利用されているのだと思います」

現在、同店では通常営業のほか、不定期で婚活者のみを対象としたカップリングパーティーを開催しており、毎回予約が殺到しているそう。もしかしたら婚活って、想像以上に一般的になりつつあるのかもしれません。

そこで11月1日、シングルス・バー「GREEN」で開催された、結婚情報サイト「エクシオジャパン」とマッチングサイト「ピュアアイ」がコラボレーションした婚活応援カップリングパーティー(今回は35歳限定)に潜入。パーティーの参加者に直接お話を聞いてみました。

すると、予想以上に多かったのが、「30代半ばを過ぎてから出会いの場に積極的に参加するようになった」という声。

「20~30代前半までは自然な出会いにこだわっていたものの、30代後半からはその意識は薄れ、いい相手に巡り会うため、積極的に出会いの場へ参加するようになった」というのは38歳の男性参加者。

また、40歳の男性参加者からは「30代半にもなると、友人の多くが結婚しているため、話題が子どもや家庭のことに集中しがち。年齢を重ねると恋愛や結婚の共有できる話題ではなくなり、友人・知人を通じての女性の紹介もなくなってきます。昔は誘われ行った飲み会での出会いもありましたが、今は自ら動かなくてはならないという感じです」という声も。ほかにも、同じような意見が多数ありました。

実際のパーティーは、「出会いの場」としてフランクな雰囲気なのかと思いきや、参加者の表情は真剣そのもの。会場には開始前から緊張感が漂っていましたが、少しずつ打ち解けながら「婚活の場」となっていきました。

今回の取材で集まった声は、ボクたちR25世代の10歳近く年上の先輩たちの経験談です。結婚や出会いに対する考え方は年齢によって変わっていくものだと思いますが、「心境の変化を経験した」という声がこんなに多いなんて、ちょっと意外でした。それだけ結婚への道が昔に比べてハードルが高くなりつつあるのかもしれませんが。果たして、僕らも5~10年後に同じことを思っているのでしょうか? 現在、出会いビジネスは徐々に拡大しつつあり、
出会いの場は多様化し始めています。

しかし、出会いの場が増えたとはいえ、そこでカップルになる
男女が増えているわけでもないようです。

その理由は様々ありそうですが、
『「婚活」時代』の著者、山田教授が指摘していた
「魅力の格差が大きなポイント」という一言が印象的でした。

オトコの魅力かぁ。深く考えれば考えるほど、
なかなか難しいテーマです。
読者のみなさんが異性に求める「魅力」って何ですか?

出会いを求めるなら、男を磨いてから出会いの場へ出るべきなのか。
それとも、数打ちゃ当たる方式で、とにかく婚活パーティーに
ガンガン参加してみるのが正解なのか。

出会いの多い人も少ない人も、自身の結婚観なども含めつつ、
「結婚」に関するご意見、ご感想、素朴な疑問をお聞かせください。

シングルス・バー「GREEN」

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