本場の讃岐でマスターする

県立のうどん学校でうどん作りを学んできた!

2008.11.20 THU



撮影/片桐 圭
うどんで有名な県と問われれば、真っ先に挙がる香川県。同県はうどん王国だけあって、県内にうどんの学校まであるとか。その名も「県立丸亀高等技術学校さぬきうどん科」。一体どんな学校なんだ? 早速香川へ飛び、うどん作りを学んでみた。

学校を案内されたあと、いよいよ体験スタート! 生地をこね、ビニールの上から足で踏む。そうすることでさぬきうどん独特のコシが生まれるのだという。さらに生地を麺棒で薄くのばし、包丁で切り、麺にしていく。ぜぇぜぇ生地をのばすのは体力を使うし、麺を均一の太さに切るには技術が必要だ。これは大変な仕事ですね。

「ですので、現在では多くのうどん店が、生地作りから麺切りまで行ってくれる機械を使っています。足で生地をこねる伝統的なやり方も、不衛生なので、機械を使うように保健所から言われているんです。ここで教えるのも、その機械を使ったうどん作りです」(うどん作りを教える山崎孝洋さん)

え! そうなんですか! 実際に機械を使ってやってみるとおお、本当に簡単だ。これが新時代のうどん作りなのか! ところでどうして、県立学校でうどんの作り方を教えることになったんですか? 

「もともとこの学校は、職を失った方のための職業訓練校なんです。さぬきうどん作りは、確かな技術を身につければ長く続けることができる技能職ですからね」(丸亀高等技術学校・林 喜憲校長)

また、さぬきうどん屋さんの後継者不足を解消することも、県が科を設立した狙いのひとつだそう。さぬきうどん科の開校時期は毎年7~10月ごろの3カ月間。うどん作りの実習以外にも、食品衛生学、接客・採算計算の経営実技など学ぶ内容は多岐にわたり、独立開業までに必要なノウハウが獲得できるのだとか。

失業者であれば県外の生徒も受け入れているという話を聞き、「そのときがきたらこの地へ来よう」なんて香川の空の下で思うのでした。


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