身近なトラブル対処法

第4回 ネット通販で返品不可!? その理由は?

2009.01.13 TUE

身近なトラブル対処法


「あなたへはこちらがおすすめ」なんてリコメンドに脊髄反射してクリックしまくっちゃうと…。クレジットカード払いの場合、財布が痛まないからついつい買いすぎちゃうんですよねぇ(苦笑)

「クーリングオフ」と「返品」ってどう違うの?



部屋を見回すと、本棚に並ぶ書籍やCD、DVDはもちろん、ハードディスクレコーダーあたりの大モノから、プリント用紙などの小モノまでネット経由で購入したものに囲まれて過ごしているボクら。

ポチッとワンクリックで買えるのはお手軽ではあるけれど「なんでこんなん買ったんだっけ!?」なんて思うこと、しょっちゅうですから!

ま、服や靴ならサイズ違いは気軽に返品しちゃえばいいしね。ほら、購入後8日以内なら何でも返品・解約できるクーリングオフなんてのもあったじゃない。

「いいえ、通信販売で購入したものにクーリングオフ制度は適用されないんですよ。ちなみに、通信販売においては返品制度も法的に定められていません。返品を設けるのも、設けないのも業者の自由ですし、期間や計算方法も制限なしです」(サイト『クーリングオフの達人』を運営する行政書士・齋藤聡さん)

購入後の解約方法には「クーリングオフ」と「返品」があるけど、ネットショッピングのユーザーにはどちらの権利もなかった! これにまず驚き。
齋藤さんがクーリングオフ・解約の相談に乗っているサイト『クーリングオフの達人』。「通販商品がクーリングオフ(解約)できるかどうかわからず相談してくる方もいらっしゃいます。最近では、情報商材に関する問い合わせが目立ちます」(齋藤さん)
特定商取引法をひもとくと、通信販売の定義の一つは『消費者が郵便、電話、FAX、メール、代金の送金などの通信手段によって、購入を申し込むこと』。つまり、インターネットのショッピングサイトはもちろん、テレビショッピング、カタログを見て購入したものも、クーリングオフをすることはできないってわけなんです。

でも、通販全般がなぜダメなんでしょう? テレビの通販番組なんか見ると、「商品のご到着後7日以内なら返品も可能!」なんてアナウンスされていますけどね~。

「クーリングオフのねらいについて解説しましょう。訪問販売や電話勧誘販売のように、業者側からの突然の勧誘による契約の場合、よく考えずに契約してしまうことが多いわけです。このため、よく考える(クールダウン)時間を与える。これがクーリングオフ制度なんですよ。しかし、通販の場合は、訪問販売などと違い、業者からの不当な勧誘を受ける恐れは少ないため、クーリングオフは設けられていないのです」(同)

な、なるほど。現物が届くまで実物を手にとってチェックできないのは通販のデメリット。そんなリスクはあるんだけど、確かにパソコンの前なら思案タイムは無制限。他の商品や他のショッピングサイトとの比較も自由自在っスからね。何をそんなにあわてて買ってたんだろ、ボクは。
アマゾンジャパンがオープンした靴&バッグ専門のショッピングサイト「Javari.jp」。室内での試着といった条件に限り、送料無料で30日以内の「返品し放題」が話題を呼んでいる

ネットで余計な買い物をしちゃった!これって「返品」できるの?



この前、とあるメガ通販サイトから資料用の本を取り寄せたときのこと。ちょっとしたサプライズがありました。

え!? 注文した同じ本が3冊も段ボールからお目見え。よくわかんないけどラッキー! と、納品書を見て、またビックシ。単にボクが数量を間違えて入力していただけでした。トホホ。我ながらアバウトすぎだって!

でも、これってリアル書店ではまず起きないミスですよね(前に買った本を忘れての二度買い、というのはある)。女性通販誌での仕事も多いライターの徳江麻美子さんに聞いてみましょう。

「通販ならではのミスですよね(笑)。服や靴なんかのファッションアイテムの場合、届いてみて、見本との色味の違いに驚くこともありますね。パソコンやディスプレイによって発色が微妙に異なることがありますし、業者が商品を撮影する際、きちんとカラーバランスを補正していなかったりするケースも」

色はもちろん、サイズもメーカーによって微妙に異なることがありますしね。

「私もよく通信販売を利用しますが、返品についてどう記載されているか、必ず確認するようにしています。通信販売はクーリングオフ制度がなく、返品を認めるかどうかは業者次第。しかし、返品の可否を広告やサイト上で記載するよう、法律で定められています。サイトを利用する際は、返品についての記載は必ず確認しておきましょうね」(クーリングオフの問題に詳しい行政書士・齋藤聡さん)

なるほど、ネットショッピングでは、返品・交換について 「可否」「条件」を必ず確認しておくのが正解、ということか! でもでも、返品が認められているショップなら問題ないっしょ? とりあえず3足をフィッ ティング用に取り寄せて、ぴったりハマった靴を購入し、残りはサクッと返品。そんなお手軽ショッピングが楽しめるかも?

「破損や店側のミスをのぞき、ユーザー都合による返品の場合、送料は買い手が負担するのが通例ですから、気をつけてください。ただ、ヤングカジュアル系のショッピングサイトではイメージと違うといった自己都合でも返品OK、もしくは返品はNGだけど同額商品との交換ならOKなど、柔軟に対応してくれるショップも増えてきています。最近では、返品し放題のメガショッピングサイトもオープンした、というトピックもありました」(徳江さん)

お手軽さがウリのネットショッピングですがメリットもデメリットも把握して、かしこいお買い物を満喫したいですね! 記事の冒頭で紹介した、テレビショッピングのトラブル急増の件でも、
国民生活センターは
「申し込み前に、返品の可否や返品の条件を十分確認するよう」
注意を呼びかけていました。

ボクら消費者をしっかと守ってくれる大切な制度「クーリングオフ」、
そして「返品」も、100%保証されているわけじゃないんです!
利用規約などはしっかりチェックしときましょ!

そうそう、インターネットの場合は、サイトが更新されてしまったら
契約当時の状況を再現するのは難しくなります。
後々のトラブルを考えたら、画面キャプチャをとっておくか
プリントアウトして保存しておくのがベターでしょうか。

みなさんの中でも、ネットショッピングやテレビショッピングで、

「ショッピングサイトの福袋の内容がひどかったけど、
返品不可だったので泣き寝入りせざるを得なかった」

「靴のサイズでインチとcmを間違えた」(そんな人いない?)

なんて経験をお持ちの方がいましたら、ぜひ魂の体験談をご投稿ください!

さてさて、そろそろ冬から早春に向けて季節も移りつつありますけど。
そろそろ飛来してくるんですね、スギ林からにっくきアイツらが!!

花粉症歴30年以上のボクが、その対処法を研究してみたいと思います!

そのほか、こんなトラブルについて対処法を知りたい!という方も、
ぜひぜひ気軽に投稿してみてくださいね。

では、また!

クーリングオフの達人

関連キーワード

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト