通帳残高が増えない理由

第11回 ギャンブルって儲かるの?

2009.05.18 MON

通帳残高が増えない理由


ギャンブルの中で、競馬や競輪、競艇のほうが、期待値は高いが、「一発逆転! 1億円当てたい!」となると、競馬などよりも宝くじのほうが、配当値により可能性は高いのだとか。まぁ、1億円なんて、夢のまた夢…ですけどね

ギャンブルで一番勝てる率が高いのはどれ?



一攫千金を夢見させてくれる ギャンブル。でも、実際に夢を叶えられる人は、ほんの一握りです。ボクたちもそんな勝ち組になって、通帳残高を増やしたい!

競馬、競輪、競艇、宝くじにロト6と、日本でギャンブルと呼ばれるものはたくさんあるけれど、どうすれば儲かるんでしょう?『ツキの法則』(PHP研究所刊)の著者であり、ギャンブル学の第一人者、谷岡一郎先生にお聞きしました。

「基本的には儲かりませんね」

えーーー、初手からバッサリ?? な、なぜですか??

「ギャンブルの仕組みとして、親側(胴元)と子側(賭ける側)がありますよね。で、子が賭けたお金から、親が何%かを儲けとして取り、残りを配当金に当てている。この比率を期待値といいます。例えば、100円の券を子100人に売って、1万円集めたとする。そのうちの3000円を親が取り、7000円を配当金にあてる。子からみると、この場合の配当は『期待値70%』という言い方をするんですが、70%を100人で取り合ってるわけです。何度かは当たったとしても、繰り返し続けていれば、結局はマイナスになってしまうんですよ」

確率的に考えれば、ギャンブルにおいて大きな法則は2つ。

【1】何回もやればやるほど負けに近づいていく。
【2】期待値が低いギャンブルは当たりにくい。

ちなみに、競馬、競輪、競艇などは期待値が75%ほど、宝くじやロト6、Bigなどは50%以下だそうです。では、期待値が高い、競馬、競輪、競艇などで、一番当たる確率が高い賭け方を教えてください!

「極論を言ってしまえば、『配当の高い、信じられるところに1点賭けの1発勝負』ですね。逆に、『当たりそうな券を幅広く買って、たくさん押さえ続ける』というやり方が一番負けます。長く続ければ当然マイナスに近づきますし、そもそもどんなに幅広く買っても、当たるのは1つだけ。その1つに当たったとしても配当が少なければ結局マイナスになるし、確率からいって必ず負けますね」

うわぁ~~、その「負ける賭け方」って、ついついやっちゃいそうですね。でも、1点賭けの一発勝負かぁ。勇気がいるなぁ。

「たしかにそれが勝つ確率として高いんですが、ギャンブルをする人は、勝ち負けと同時に、『ギャンブルを長く楽しみたい』という欲求が強いんです。勝っても負けても1回でやめられない。だから、何回もやりながら、できるだけ当たる可能性の高い方法を挙げるのならば、メリハリをつけることですね。例えば、10レースあったとして、勝負するのは2レースのみで、そこに軍資金の3割ずつを2回賭ける。残りの4割は、他の8レースで等分に使って、ギャンブルを楽しむのがいいでしょうね」

「とにかく、ギャンブルは負けたとしても、『この時間、楽しかったな』と思えればいいんです」と谷岡先生。たしかに「ちょっとでもいいから当たりたい!」「何通りも買っておこう」「大勝ちするまでやめられん!」というさもしい根性が、ギャンブルにおいては一番の敵なんですね。
「競艇を楽しむには、まずは買って参加すること。お金を出すと真剣に見るから覚えも早くなるし、楽しみも増すんです。あと、ギャンブルをやる際は“アツくなりすぎないこと”。…でも、アツくなっちゃうんですよねー(笑)」(蛭子さん)

初心者にオススメのギャンブル?蛭子さんと一緒に競艇に挑戦!



勝てばウハウハ、負ければしょんぼり。運命の分かれ道、それがギャンブル。ボクたちも、ウマいことやって通帳残高を増やしたい!

とはいえ、筆者はギャンブル経験がほとんどありません。そこで今回は、ギャンブルに詳しい漫画家の蛭子能収さんに、オススメのギャンブルをお聞きしました。

「初心者には競艇がオススメですね。競馬や競輪と違って、走る艇は1レース6艇だから、当てやすい気がするんですよ。それに、レースの前に『展示航走』といって、実際にスタートから何周か回ってくれるので、『あいつはスタートが早かった』とか『あの艇はエンジンの調子が良さそうだな』なんて考えられる。過去のデータを知らなくても、その場で自己判断できるんですね。それに天気の良い日にたくさんの水を見ながら、のんびりするのが何よりも楽しいんですよ」

と、いうわけで、さっそく蛭子さんと一緒に多摩川競艇場までやってきました。入場料(100円)を払って中に入ると、目の前には太陽の光がキラキラと輝く水面が! いや~、天気は良いし今日は競艇日和ですねぇ! で、まずボクはどうすればいいんですか?

「競馬は馬券ですけど、競艇は舟券(ふなけん)っていうんですよ。舟券は全部で7種類あるんですけど、最近は売れているほとんどが三連単(1着~3着を着順通りに予想する)か三連複(1着~3着を着順に関係なく予想する)のどちらかですね。初心者は三連複がいいですよ。配当は低いけど、全部で6艇だから当てやすいし。舟券は1口100円から買えるから、まずは買ってみたらいいですよ」

よ~し、まずはレース前の展示航走をしっかり見ます。水面に6つの艇が斜めに並び、タイミングを合わせてコース中央のスタートラインに向けて走っていきます! おぉぉぉ! カッコイイー!!

なんとなくスタートが速そうに見えた1番と4番、それとコーナーリングがうまそうだった6番で、「1-4-6」の三連複を購入(100円)。いよいよ本番です!

舟券を握りしめ、先ほどと同じように斜めに並んだ艇が一気にスタート! 1周600mのコースを3周走ります! うおおお! 行け! いいぞ! 1と4は来てる! あと、6! 6! あぁっぁああああーーー!!(絶叫)

結果は「1-4-5」惜しかったー!(マイナス100円) そういえば、ちょっと5番も気になったんだよなー。よ~し、次のレースでは、当たりそうな艇も押さえておこうかしら。と、8パターンの舟券を購入。結果、当たりはしたものの、配当が少なくて結局マイナス。あれ? この買い方って、一番ダメなのでは。

全12レース終わって、3回当たったものの、最終的には7000円のマイナスで終了。蛭子さ~ん、最初は100円だったのに気がついたらアツくなっていましたよ。

「やっぱり賭け方を考えてやらなくちゃダメですよ。俺は今日、6勝5敗(時間の都合で1レースは見送り)だったけど、結局マイナスになっちゃったし(苦笑)。でも使える範囲のお金で遊ぶ。そして何より、楽しむ気持ちが大切ですよ。ギャンブルのために借金するようになったら終わりだから」

たしかに! 大人が1日遊んで7000円だったら、安い気もします。最近では、若いカップルもデートがてらに来たりもするそうなので、天気が良い日は競艇場に行ってみてもいいかもしれませんね。くれぐれもアツくなりすぎないように!

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