ファイナル婚活クエストOnline

第3回 女ゴコロに“刺さる”プロフィールの秘訣

2009.07.15 WED

ファイナル婚活クエストOnline

自分はコミュニケーション能力の低さが悩みです。なのでネット婚活サイトになんか入会しないで、話し方教室にでも投資した方がまだマシだと思うのですがどうなんでしょうか?

投稿者:自己中野郎(神奈川県/男性/27歳)

もちろん婚活の進め方は人それぞれ自由です。

この連載では、あくまで
出会いもなければ、コミュニケーション能力もない、
という前提でお送りしておりますので
必要な分だけ賢くご利用くださいませ(タダですし)。

というわけで、今回からいよいよ
実践的なクエストのスタート!

まずは、ネット婚活サイトに登録した我々が
最初に必ず行わなくてはいけない
「プロフィール」作成について。

はて、何をどう書けばよろしいんでしょうか?
リクルートエージェントの上野昌史さん。元キャリアアドバイザーの経験を活かし、現在は転職セミナーの企画や講師で全国の拠点を飛び回っているそうです

婚活は就活に似ている。逆も真なり?転職のプロに自己紹介文のコツを聞く



あ~あ~、ネットのどこかに~♪ 私を~待ってる~女子がい~る~♪と三十路半ばから始めたネット婚活。

とにかくネット婚活サイトに登録しなくては冒険も何も始まらないんですが、まず我々勇者の前に立ちはだかる最初の難関が、自らのスペックや趣味嗜好、自己PRなどを書き連ねたプロフィール作成です。

しかし、婚活でのプロフィールなんて何を書けばいいんでしょうか。就活ならまだしも。

ん、でもよく考えたら「就職は結婚に似ている」っていわれませんか? ならば逆もアリでは? つまり、婚活は就活に似ている!と。

「確かによくいいますね。我々も結婚にたとえて、求職者の方に転職活動の進め方を指南することも多いです。それに、我々がやっている人材紹介のシステムは、結婚紹介所のシステムにものすごく近いんですよ」と話すのは、リクルートエージェントで転職セミナーの講師を務めるキャリアアドバイザーの上野昌史さん。

やっぱり! では婚活サイトでのうまいプロフィールの書き方を教えてくださいっ!

「まず認識しておきたいのは、婚活サイトにアップする自分のプロフィールは、広く万人に向けて書くものだということです。メールみたいに誰か特定の人に対して送るものじゃなくて、誰かこれを見て気になったらメールくださいというもの。つまり、就職市場でいうと企業の求人票に近いんですよ」

なるほど、整理できました。不特定多数の女性に対して、自分に興味を持ってもらうべく用意するプロフィールが「求人票」だとすると、自分が検索して気になった女性に送る最初のメッセージが、履歴書や自己PR文などの「応募書類」にあたるものなんですね。となると、求人票を上手に書くコツと、応募書類を上手に書くコツとは全く別モノ?

「いえいえ、応募書類と求人票は表裏一体なんです。要は『こんな人材が欲しい』というターゲットがあって、その層にちゃんと訴求できないと応募が集まらない。採用に慣れていない企業だと、たくさん応募が欲しいので『誰でもいい』みたいな書き方をしがちなんですが、それだと求職者からは『俺じゃなくてもいいのかよ』って思われてしまうんです」

確かに、広く募集していながら、でも「あなたを待っていたんですよ」という風にとれた方が求職者側も気持ちいいですもんね。たとえ、誰でもよかったとしても(笑)。

「そうです(笑)。やっぱり万人に向けて書いた無難なボヤけた内容では、誰の心にも刺さらないんですよ。まずはターゲットをちゃんと自分の中で決めることと、そのターゲットの身になって考えて書くというのが非常に有効です。例えば企業が転職を考えている営業マンの身になって求人票を作るとすると、多少ハードでも給料が高い方がいいのか、営業ノルマや残業が少ない方がいいのか、といったポイントがあります」

なるほど。ならばぼくたち勇者も婚活をしているお姫様の身になって、彼女たちが何を求めているのかじっくり考える必要があると。

年収ン千万で、専業主婦希望、海外旅行は最低年1回なんてハードルの高い希望ばかりだと困っちゃうんですが、例えばここ数年女子に人気(?)の「三低男(低姿勢・低リスク・低依存)」のどれかの項目に自分が当てはまれば、そこをしっかりアピールするのも手かもしれませんね。すなわち「結婚してもあなたはあなたで変わらなくていいんですよ」的なアピールをすればいいってことかしら。

かたや、ぼくたちが結婚相手に求める要素も、プロフィールの中にうまく忍ばせておくことで「これは私に向けて書いているんだ」と思わせることもできるわけです。

つまり、プロフィールには、「自分のこと」「相手への要望」をしっかり入れ込むことが肝要だと。それにしても自分がどうしても「ナイスバディちゃん」が好きだとして、その希望をそれとなくプロフィールに織り込むにはどうすればいいのか。誰か良い知恵はありません?
webR25上でも婚活か!? 初公開のデスク青山の「Yahoo!縁結び」上のプロフィール画面です。細部はダミー用にふざけてますが、実際はもっと真面目にやります

どうして30代半ばまで独身なの?誰もが納得するプロフィールを考える



「その年になるまでどうして独身だったの?」

30代半ばともなると、面と向かってそうつっこんでくれる合コン相手もおりません。聞かれないから説明する必要もないんですが、しかし、これがネット婚活となると、聞かれずともプロフィール欄で説明しておいた方がよさそうです。

「それは、企業の求人票でいう『採用背景』にあたるものですから、必要ですね」と語るのはリクルートエージェントで、転職活動におけるエントリーシートや面接などを教えるセミナーの講師を務める上野昌史さん。

婚活と就活の本質は一緒!という考えに基づき、ネット婚活における効果的なプロフィール作成のコツを鋭くアドバイスしていただきました。

「社の女性に聞いたところ、『海外駐在していた』とかカッコいい理由が一番らしいですが(笑)、現実はなかなかそうはいかないので、せめて『仕事が忙しくて』とか『趣味に夢中で』とか、少しでも聞こえの良い言い訳がある方がいいですね」

ちゃんと理由を書かないと、よっぽどヤバい理由があるんだと思われてしまうってことですね。

「プロフィールをアップする目的は、就職活動に当てはめると面接の機会を作るためなので、相手に『会ってみたいな』と興味を持たせることがゴールです。プロフィールを見ただけで採用=結婚してもらうことじゃないので、あまり良いことを書きすぎると逆に相手の期待値が上がりすぎます。だから美化しすぎない範囲で自分の持っている良さを、切り口を変えて表現していくことが大事です」

じゃあ、プロフィールを全然書いていないのは論外ですよね? よーし、頑張っていっぱい書かなくちゃ。

「まったく書いていないスカスカなものだけでなく、逆にびっしり書きすぎてもアウトです。たまに自己PRをレポート用紙2枚分くらいにびっしり書いてこられる方がいらっしゃるんですが、実際なかなか読まれませんよね。一般的に人は、他人の情報が増えれば増えるほど特定の型にあてはめづらくなるので、かえってその人をイメージしにくくなるものです。だから自分を端的に表現して、それで会いたくなるようなセールスポイントを、わかりやすく、短く、書くことです」

ですが、あのう、我々マニュアル世代ですので、どれくらいが限度か目安を教えていただけないですか?

「プロフィールページのレイアウトによって変わってきますが、例えば『趣味・特技』『性格』『好きなこと』などを書くなら画面上3~5行くらいがひとつの目安だと思いますね。また、こういった項目は、エピソードを交えて書くといい。例えば『好きなこと』に『ドライブです』って端的に書きすぎる人がいるんですけど、箇条書きだとその人のライフスタイルが見えてきません。読んでる人が、『こういう人なんだな』ってイメージできるようなエピソードを絡めた方がいいんです」

えーっとじゃあ、例えば「ドライブが好きで、休日はふらっと気ままに出かけることが多いです。行った先ではご当地グルメや温泉を楽しんでいます」とかはどうです?

「間違いではないですけど、ざっくりしすぎてメッセージがないんですよね。もっと具体的にどのエリアがお気に入りとか、どこの温泉が良かったとか、何がおいしかったとか書くことで、ターゲットを絞る。勇気を持って絞れば絞るほどエッジが立って相手に刺さるんですよ。なので自分のキャラクターを決めて、一貫性を持って言葉もそれに見合ったものを選んだ方がいいですね」

なるほど。でもエッジを立たせすぎて誰にも引っかからない可能性もありますよね?

「求人票も同じですけど、ある一定の期間で集まらなかったら、今度は同じ内容で切り口を変えて再度募集を募るんです。書きっぱなし、投げっぱなしは良くない。ネットならではの手軽さを活かして、こまめに更新すること。あと、出来の良いプロフィールをまねてみるというのも手ですね。女性の立場になって、自分と同じようなスペックの男性を検索して、『これいいな』と思った書き方をまねるんです」

あ、最初からそうするのもアリでしたね(笑)。

ともあれネット婚活の世界におけるプロフィールは、あなたの「アバター」や「顔」といっても過言ではないと。ライバルもたくさんいるわけですから、ある意味目立つように、個性的でマニアックな内容の方がエッジが立っていて有利かもしれません。むしろ無趣味で休日は寝て過ごしている人の方が、他と差別化を図れないという意味ではネット婚活市場で不利なのかも。

ネット婚活の前に花婿修行も兼ねて、何かレアな趣味でも始めてみますか。 かようなわけで前後編にわたり、
就活視点でネット婚活の
プロフィール作成のコツをお送りしましたが、
みなさんにとって有益なヒントとなりえたでしょうか?

人は
「自分のことを把握するには細かく、
他人のことを把握するにはざっくりと」
という習性があります。

つまり細かく書きすぎたプロフィールなんて
言いたいことが多すぎて伝わらない広告のようなもの。
テレビCMくらい端的に訴求ポイントを絞る、
そんな勇気が必要だと教えていただいたような気がします。

ちなみに今回、リクルートエージェントの上野さんには
某ネット婚活サイト上で一般公開されている
「関東在住・34歳男性」のプロフィールを
いくつか見ていただいたんですが、
出てくるわ、出てくるわ、プロ視点のダメ出しが(笑)。

もしかすると上野さんは
今すぐにでも婚活アドバイザーになれるのでは?と思ったほどです。

そんな上野さんには、後日またご登場いただく予定。

さて。
次回はプロフィール写真の撮り方について。
百聞は一見にしかず、ですぞ。

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