都心に“自分の城”を持ちたい!

第4回 マンション探しの情報収集術

2009.08.10 MON

都心に“自分の城”を持ちたい!

いざマンション購入! 物件情報はどうやって集めるの?



マンション購入は、一生を左右する大きな買い物。後悔しないよう事前に様々な情報を仕入れておきたいけれど…一体どうやって情報収集すればいいの? 専門情報誌、折り込みチラシ、住宅情報サイト、物件専用サイト etc. いろいろあるけど、どの情報が有益なのでしょうか? 住宅ライターの中川寛子さんに聞いてみました。

「どれも役立ちますよ。住宅情報サイトや住宅情報誌は、地域や価格を絞って物件を横断的に比較検討できますし、物件専用サイトでは写真や完成予想図などから物件の全体像がよくわかります。折り込みチラシは、いま住んでいる自宅周辺の物件情報が手に入りますから」

ただし、こういった情報を鵜呑みにするのはよくないと中川さんは注意してくれました。というのも、これらは基本的にマンションを売るための情報なので、自分にとって“ネガティブな情報”が必ずしも十分に表示されているとは限らないから、だとか。

「たとえば、物件の立地を例に挙げてみましょう。案内図にコンビニしか載っていないのは、周囲にはほかに便利な施設がないケースとも考えられます。『~など』という表現も要注意。『スーパーなど、近くに便利な施設が…』と書いてあるのに、実はスーパーのほかは美容院が1件だけ、なんてこともありますから」

そこに書かれていることは事実だけど、その裏側を読むのも情報収集には必要だということですね。

「価格面でいえば、どうしても物件の値段に目がいきがちですが、マンションの場合は管理費や修繕積立金もしっかりチェックしましょう。管理費や修繕積立金は規模や設備で異なりますが、あまりに安い物件は要注意です。最初は安くても、途中から値上がりするケースもよくありますから。あと、一般の方が物件情報から読み解きにくいのは、やはり“誠実な設計をしているかどうか”ですね」

誠実な設計!? そんな難しいこと、素人にはなかなか理解できないと思うのですが…自分で集めた物件情報から、それがわかったりするものなのですか?
物件情報は、その裏を読むことも大切。ビビビっ! と心に響く情報が書かれていても、まずは落ち着いて周辺環境や設備、価格など、様々なスペックを冷静な目で見るよう心がけてみては?
「たとえば、延べ床面積が1999平米の物件は、2000平米以上に義務付けられる “建築物バリアフリー条例”で定められた車イス用の駐車スペースの設置、段差の解消などを逃れ、建築費をコストダウンするため、1平米削っているのかもしれません。また、高さ45mのマンションで14階ではなく15階にして階高を抑えるなど、わかりにくいところで差が出ることもあります。このあたりは、マンション選びの書籍で勉強してみては?」

ポイントさえ知っておけば、物件情報からそういうことを読み解けるものなのですね…。この先、長いつきあいになる家は、ある意味において人生の伴侶とでもいうべき存在。ルックス(=見た目のスペック)だけで安易に選ばないよう、いいところも悪いところもしっかり調べたいと思います。
写真は今回取材させていただいた三井不動産レジデンシャルの佐野智佳さん(左)と木村康之さん(右)。物件探しから購入まで、ユーザーを長期的にサポートするのが同社のポリシーだとか

「待ち」の姿勢で情報収集!? 開発業者の会員サービスは役に立つの?



折り込みチラシや情報誌、住宅情報サイト等々、マンションの物件情報を得る手立てはたくさんあります。しかし、聞いたところによると、意外と知られていないのは物件の開発業者や販売会社からの直接的な情報だそう。実際にはどのような情報が得られるのでしょうか。三井不動産レジデンシャル営業マネジメント本部の佐野智佳さんと木村康之さんに伺いました。

「弊社のウェブサイトでは、いち早くフレッシュで詳しいマンション情報などをお届けしています。特に、会員サービス(要登録)を利用していただければ、その人の希望に沿った最新の物件情報を手にすることができます」(木村さん)

会員サービスに登録すると、具体的にはどのようなサービスを受けられるのでしょうか? ウェブサイトで会員登録した途端、いきなり営業の電話がバンバンかかってきたり…なんてこと、ありません?

「それはまったくないので安心してください(笑)。弊社の会員サービスは、まずご希望のエリアや価格、間取りなどをあらかじめ入力していただくことで、希望条件に合う物件がすぐに見られるようになります。また、自分好みのお部屋を作れる間取りシミュレーター「オーナーズスタイリング」、住宅ローンの返済シミュレーター、モデルルームイベントが一覧できるイベントカレンダーなど、便利なサービスを用意しています。あとは、メールマガジンの発行ですね。ウェブサイトで更新された物件情報をお客様が見逃さないよう、お知らせしています」(木村さん)

ユーザーにとって、会員登録をしておく最大のメリットはどういうところにありますか?

「弊社の会員サービスでは、単に『新しい物件ができた』だけでなく、モデルルーム公開日や価格発表、販売開始時期など、常に最新の情報をお届けしています。そもそも、分譲マンションは一戸建て注文住宅と違って、お客様の条件に合致する物件がいまこの瞬間にあるとは限りません。有益な最新情報を見逃さないよう、“待ち”の態勢を整えるのも重要な情報収集のポイントだと思います」(佐野さん)

確かに、せっかく気に入った物件でも、販売終了後にその情報を知ったのでは意味がありません。ちょっとしたタイミングでチャンスを逃すのは、ものすごく後悔しちゃうかも。

ってこの話、彼女がほしいと思いつつ、タイミングを外しまくっている自分に重なるような気が…(苦笑)。積極的な情報収集も必要だけど、いつか買う(告白する!?)瞬間が来るのを待つ準備を整えるのも、マンション購入の第一歩として重要なのかもしれませんね。 会員サービスを活用して、「じっくり」物件を探す。
物件の目星をつけたら、よく情報を読み込んだり
現地に行ったりして、「じっくり」見極める。

今回の取材で、マンション選びは「じっくり」が大事だな、と思いました。
「自分の“城”を持つ」という目標に向かって、これからも焦らず、
長期計画で「じっくり」臨みたいと思います。

といいつつ、気分を盛り上げるためにも実際の物件を見に行ってみたい…。
そこで、次回は実際にモデルルームを見学してみようと思います。

当連載では、みなさまからの住宅購入に関する素朴な疑問を募集しております。
下記の投稿欄からぜひお便りください。お待ちしています!

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