夏の参議院選を前にちょっとおさらい

衆議院と参議院その役割の違いって?

2007.06.28 THU

衆議院と参議院。違いはいろいろあるけれど(下表参照 ※L25本誌では下に表が表示されています)、特徴的なのは、任期の差で両院の性質が異なる点だろう。

参議院の任期は6年(3年に1度改選)。衆議院は4年だが、任期をまっとうする前に「解散」となるケースもあるため、平均任期はわずか2年半ほど。そのため、衆議院は「その時代の国民の意思や世論をより強く反映した機関」といわれている。一方、参議院は「長期的視野で調査・審議する機関」とされ、「良識の府」と呼ばれている。つまり、衆議院が国民の生活にかかわる法律や予算案を作り、参議院がその内容をチェックする役割分担なのだ。

ちなみに、衆議院で可決され、参議院で否決された法案は過去に数例しかない。その1つが、05年夏の「郵政民営化法案」だ。これが参議院で否決されたとき、小泉首相(当時)は「民営化に賛成か反対か、国民に問いたい」とし、衆議院を電撃解散。選挙では自民党が圧勝し、再提出された同法案は両院を難なく通過した。

そもそも、予算案の議決は衆議院が優先されるし、参議院で否決された法案も、再び衆議院で出席議員の3分の2以上が賛成すれば法律となる。これは「衆議院の優越」と呼ばれ、任期の短い衆議院は参議院よりも国民の意思により近い、と考えられているのだ。

その衆議院を通過した法案や予算案を精査する「良識の府」の議員を選ぶ来月の参院選。貴重な1票、ムダにはできませんよ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト