「アンノン族」から「アラサー」まで

女性誌と時代との深くて気になる関係とは?

2006.11.01 WED

最新のファッション情報はもちろん、しばしば時代を象徴する流行語まで発信する女性向け雑誌たち。今、いちばん元気がいい30歳前後の女性たちを指す「艶女」や「アラサー(アラウンド30の略)」といった言葉が女性誌生まれなのは、僕でも承知なんですが…さて。こうした“女性誌発”の流行がいつごろからあるのか、知ってましたか?

その元祖といえるのは、70年代初頭に登場した“アンノン族”。言葉の通り、『anan』と『non-no』を愛読する層が中心となり、これまでの男性追従的な風潮にとらわれない、行動的な女性カルチャーを築き上げたのです。女性向け旅行プランなど、今や当然のサービスも、彼女らの活躍によって普及したとか。つまり女性誌はファッションだけでなく、社会における女性たちのポジションをもリードしてきた、というわけなんですね。この点は、80年代に登場した『JJ』生まれの「JJガール」や90年代の「コギャル(『egg』が中心)」も同様でしょう。

「向上心が強く《常に現役でいたい》という気持ちが強いとされるアラサー世代も含め、古い社会のルールに縛られない、カジュアルなお洒落や生活を楽しみたいという想いは、どの時代の女性にも共通するもの。女性誌はその代弁者でもあるわけです」(GISELe編集長・影山和美さん)

こうしてみると、意外に深い女性誌の世界。読み比べれば、現在の社会の姿まで見えちゃうのかも。

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