現在、世界的な話題になっていますが…

世界経済を混乱させている「サブプライム」問題とは?

2007.12.13 THU

世界経済を深刻な混乱に陥れているといわれる「サブプライム」問題。アメリカで問題となり、日本でも春ごろから話題になっているけど、正直、よくわからない…という人も多いのでは? そもそも「サブプライムローン」とは何なのか、経済アナリストの森永卓郎さんに聞きました。

「サブプライムローンとは、銀行から借りることのできない信用度の低い低所得者などの市民向けに貸し付けた住宅ローンのこと。特徴は、変動金利のために、当初3年間は5~9%の金利だけど、3年経つと10~18%に跳ね上がること。この金利の急上昇で、低所得者が次々に支払い不能になり、全米で220万人にものぼる破たん者が出ているんです」

それが今回、なぜ世界的な問題になっているの?

「今回の問題点は、これを証券化し、世界中に売ってしまったこと。ローンの焦げ付きは、証券を買った金融機関の損失となりますが、証券を最も多く買っていたのは、アメリカの金融機関なんです。そのため、アメリカの金融機関の損失が膨らみ、信用が揺らぎ、ドルが急落しています」

このドル安を受け世界各国の通貨価値にも影響が出て、日本でも円高・株価下落が起こっている。また、一時的な資金繰りではなく、長期にわたる構造的な問題のため、解決の見通しも立っていない。輸出企業にとっては大打撃の可能性もあり、私たちの生活にも影響が出てくることが考えられるのだ。

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト