人によってポイントも違う…?

寒いとき、怖いとき、感動したとき、「鳥肌」ってどうして立つの?

2007.12.20 THU

寒さを感じるとブルッと鳥肌が立つことがあります。でも、これってどうして? 科学技術振興機構のプロジェクト研究員で、精神薬理学が専門の廣中直行先生に教えてもらいました。

「鳥肌は人間が保身のために起こす生理現象のひとつ。寒さから身を守るために脳が交感神経に命令を下し、毛根の近くにある立毛筋を収縮させることによって体毛が立った状態のことを言います。体毛が立つと、毛と毛の間に空気がたまり保温効果が生まれるほか、皮脂腺から脂が出やすくなるので、それが皮膚を保護する役割も果たすと考えられているんですよ」

簡単にいえば、ネコなどの動物が興奮時や危険を感じたときに毛を逆立てるメカニズムと一緒で、本能的に「身を守ろう」とする現象なのだそう。でも、寒さや恐怖から「身を守る」のならわかるけれど、感動したときなどにも鳥肌が立つのは…?

「感動は言い換えれば“驚き”の一種。交感神経は興奮や緊張など外からの強い刺激に反応するので、感動も身の危険を感じる要素になり得るのです。例えばカメラのフラッシュが光る瞬間、“まぶしい”と思うよりも先に本能的に目を閉じてしまうことがありますよね? 鳥肌も同じで、気持ちよりも体の反応が先。感情の反応として説明づけるからわかりにくくなるのであって、本来は体の反応に、気持ちを後付けしているだけだと思いますよ」(同)

なるほど!

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