首相への問責決議が初めて可決に!

首相の責任を問う目的とは?『問責決議』って何?

2008.07.17 THU

6月11日、初の首相問責決議案が可決されましたが…これっていったいどういうこと? そもそも問責決議って? ジャーナリストの上杉隆さん、教えて!

「問責決議というのは、首相や国務大臣の責任を問うための決議です。これは参議院に与えられた権限で、衆議院における内閣不信任決議にあたります。ただ、内閣不信任決議は内閣全体の責任を問うのに対し、問責決議は閣僚個人の責任を問うものなので、内閣総辞職や衆議院解散に追い込むほどの効力はありません」

ん? ではなぜ、効力がないのに問責決議をするの?

「確かに、参議院に格好をつけさせるためのようなものではありますが、影響力がないことはない。内閣不信任決議はその威力の強さから『伝家の宝刀』と言われることもありますが、問責決議は『伝家の竹刀』ほどの威力はあります。致命傷は与えられないけれど、急所をつけば相手を追い込めるという意味で…」

今回はどうなんでしょう?

「そもそも今回の問責決議は野党が参議院で過半数を占めた“ねじれ国会”の流れで出されたもの。ガソリン揮発油税の再値上げの際に出していれば、世論と相まって強い影響力を出せたかもしれませんが、後期高齢者医療制度問題をきっかけに出した今回の決議は、正直タイミングを逃した感が大きいですね」

今回は致命傷には至らなかったようですが、さて、今後の福田内閣の行方はいかに?

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