サブプライムローン問題でよく耳にしましたが…

“ローンの証券化”ってそもそもどういうことなの?

2008.11.20 THU

金融危機の発端となったサブプライムローン問題。低所得者向けの住宅ローンを証券化して多くの人に売ったことが問題の始まりらしいけど、そもそも「証券化」ってどういうことなんだっけ…? 経済評論家の佐藤治彦さんによると、

「ある債権や債務などを一定の大きさにして財産的価値を示す証書(有価証券)に換え、不特定多数の人に売り渡すことを『証券化』といいます」とのこと。

では、「ローンの証券化」というのは?

「分かりやすくいうと、ローンの元本とそれが生み出す利子を受け取る権利を投資家に売り渡すことです。例えば、銀行が年率5%の利息で、ある企業に10億円の貸付をしているとします。この10億円分のローンを、銀行が1000個に分け100万円単位にして、投資家に年率4%の利息で販売するとする。その証券を買った投資家は100万円の元本と、毎年4万円の利息を受け取る権利が得られます」

サブプライムローンで問題となった住宅ローンの証券化は、金融機関の持つ小口の住宅ローンを束ねて大口の証券にしたり、さらにそれを再び分割し、別の証券と組み合わせるなどして新たな証券に換え、投資家に販売するというもの。

金融機関にとっては、貸付金が返済されないことや市場金利の変動など、長期間の貸付による様々なリスクを投資家に移行できるなどのメリットが。ただ、金融機関がリスクを負わず証券化商品を売った結果、金融危機というしっぺ返しが待っていたんですね。

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