アダルト市場、コンテンツは縮小も風俗は隆盛…?

「会社員のアダルト費」年間平均は●万円以上!?

2016.06.30 THU

お得にスマートに… マネー得々大学院


「アダルトな遊び」はくれぐれもほどほどに。生活に支障が出ない範囲で楽しもう
写真:tatchaihot / PIXTA(ピクスタ)
ひと昔前は“オトナな体験”をするにはお金がかかったもの。レンタルビデオ店の奥でどれにしようか真剣に悩んだ人は多かったのでは? しかし現在では、スマホで気軽に無料動画を観ることも可能になったし、若者だと風俗などに行くことも少なくなっているイメージがある。若い男性はどの程度「アダルトな遊び」にお金をかけているのだろうか?

●アラサー男性の「アダルトコンテンツ」費用は?



その実態を探るべく、まずは、25~34歳の独身男性会社員200人に、お金を払って利用しているのは、「どんなアダルトコンテンツか?」また「それらにいくら使っているのか?」についてアンケート調査を実施(R25調べ/協力:アイリサーチ)。はたしてその結果は…?

■お金を支払って楽しんでいる「アダルトな遊び」
※パーセントは該当の有料サービスを利用している人の割合。金額は1カ月あたりの平均利用額

1位 風俗(41.5%)…1万9991円
2位 AV購入/レンタル(37.0%)…2241円
3位 アダルト有料動画(22.0%)…2779円
4位 アダルト雑誌/書籍/漫画(16.5%)…922円
5位 一人エッチ用アダルトグッズ(17.0%)…1570円
6位 アダルトゲーム(14.0%)…2010円
7位 エッチ用アダルトグッズ(12.5%)…1892円

※料金を支払ってアダルトな遊びはしない(30.0%)

7割の人は少なからずお金を払って“夜の愉しみ”を享受しているもよう。なかでも最も利用者が多いのは「風俗」で、月間費用は約2万円。また、「AV購入/レンタル」の利用率が3割を超える一方、利用金額は「AV購入/レンタル」(2241円)を「アダルト有料動画」(2779円)が上回るなど、時代の流れが感じられる。なお、すべての“アダルトな遊び”を合わせた月間費用は以下のとおりだ。

■「アダルトな遊び」に費やす金額(月間)
【平均】1万674円
・0円(アダルトな遊びをしない) 30.0%
・1円~5000円 35.0%
・5001円~1万円 8.5%
・1万1円~3万円 14.5%
・3万1円~5万円 7.0%
・5万1円以上 5.0%

平均額は1万円超。年間で考えれば12万円以上! ただし、1万円以内に70%以上が集中していることからわかるように、高額利用者が大きく平均を引き上げている。なお、最も月間利用料金が多かった人はなんと「16万2000円」だった。

●アダルト市場、実は拡大中…?



若手ビジネスマンのアダルト出費は一部の人に引っ張られつつも、平均すると月1万円以上の出費があることがわかった。では、経済として考えた時、アダルト市場の動向はどうだろうか?

今年2月に矢野経済研究所が発表した「アダルト向け市場に関する調査結果2016」によると、2014年度の国内アダルト向け市場規模は47兆789億円で、前年から1.5%マイナス。レポートでは、マイナス要因のひとつとして、「男性の嗜好・欲望を満たすサービスに対して、草食化と言われるように男性自身の消費力や関心が全般的に変化していること」と記されている。

ただし、この市場規模はギャンブルや酒類販売なども含んだもの。上記のアンケートで記したような「アダルトデジタルコンテンツ市場」「アダルト向け出版市場」「風俗施設・サービス市場」「アダルトグッズ・ショップ市場」のみを抜き出してみると、2010年度が3兆2269億円だったのに対し、2014年度は3兆8989億円と約1.2倍に増加している。

実は「アダルトデジタルコンテンツ市場」「アダルト向け出版市場」は縮小傾向で、“1.2倍増”を牽引しているのは「風俗施設・サービス市場」(2兆8861億円→3兆5775億円に増加)。矢野経済研究所によれば、近年、店舗型風俗施設・サービスの市場規模が伸び悩んでいるが、無店舗型のデリヘルは拡大傾向にあるという。警察庁生活安全局保安課が今年3月に発表した「平成27年にける風俗環境の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について」でも、店舗型の届出数が減少傾向のなか、無店舗型の届出数は増加傾向にあるとされている。

巷ではライブなどでの“リアルイベント”が流行しているが、女性とのリアルな触れ合いを気軽に享受できる利便性に需要が高まっているのかもしれない。

●景気回復でアダルト市場が活性化の予感?



なお、前出アンケートの回答者に以下の質問をぶつけてみると、面白い事実が発見できた。

■もしお金に余裕があれば、あなたはもっとアダルトな遊びをしたい?
・もっと遊びたいと思う(61.4%)
・もっと遊びたいとは思わない(38.6%)

先述のとおり矢野経済研究所のレポートでは、「草食化と言われるように男性自身の消費力や関心が全般的に変化している」と分析されているものの、「お金に余裕があればもっと遊びたい」が6割以上。具体的には、「高級ソープに行ってみたい」(33歳)や「VRで擬似性体験をする」(29歳)などの回答が見られた。

「男の草食化」と言われる昨今だが、“実は元気”なアラサー男性は多いよう。景気が上がれば、溜まっていた欲求も爆発し、市場が拡大するかも?

(赤木一之/H14)

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